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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
80/375

~79~

 昼過ぎに解散して暇になったので、リュシオルとアルシュ(壮絶なジャンケンの末、手に入れた。他の召喚獣たちは仕方なく寮で待機となった。)はギルドで適当に依頼を受けることにした。

 ルーチェにはちょっと用事をお願いしといた。

 ギルドに到着すると、少し慌ただしい雰囲気が出ていたが分からない人にはわからない程度だった。

 ちなみに、アルシュは人型で2人変装して来ているので学生がちらほらいたが、リュシオルとは周りは気づかずにいた。


「さて、この雰囲気の原因を聞きに行くとするか。」


受付の方に歩いて行くと、探し人がいたような顔をされ、そのまま奥に拉致された。


「助かりました!貴方に来ていただけるとは思っていなかったので慌てて攫わせていただきました。」

「で、どうしたの?」

「はい・・・。実は最近の調査でスタンが起きそうだということが判明しまして、どうしようかと悩んでいました。」

「で、どれぐらいの数が予想されるの?」

「およそ5万から10万と予想されています。」

「だいぶ違うね。2倍の差があるんじゃない?」

「そうなんですが、偵察に行ったものがしっかり数を数えてないみたいでそこまでしかわからなかったんですよ・・・。」


 偵察の仕事がダメなのか、連絡系統がだめなのかわからないのだが、情報があやふやすぎて困ってしまっていた。


「余力を残さないといけないし、過剰戦力を投じるわけにいかないしどうしようかと・・・。」

「ねぇ、アルシュ。全員で行ったら何とかなる?」

「大丈夫でしょうね。過剰かもしれませんね?私一人でも十分かと。」

「は?何をおっしゃってるのですか?!スタンは種族も様々な魔物がいるのに1人でなんて無理ですよ?」

「大丈夫だよ?それなりの実力はあるし。」

「そうですか・・・。なら私たちはどうすればいいですか?」

「ん~俺に依頼を出して終わりかな?」

「ほんとによろしいのですか?」

「大丈夫でしょう。んで、場所はどこ?」

「場所はマルテの町からすぐの森です。」

「!!!それは早く言って欲しかった!!」

「移動まで時間がかかりますが・・・」

「アルシュかヴァイスで行けるか?」

「早さならヴァイスですね。」

「なら十分か・・・依頼受託の処理しといてくれますか?今から行きます。アルシュ!召喚獣たち全員呼び出して。」


 迅速に呼び出し、マルテの町に移動を開始した。

 アルシュの言った通り、ヴァイスの移動速度はものすごかった。

 王都にかかった時間を丸っと無視した2時間で到着したのだった。


「ヴァイスの移動速度はすごいな。」

「いえ。私より早いものは何人か知っていますので一番では・・・。」

「謙遜しないで。俺の自慢の召喚獣だ。」


 ヴァイスはとてもうれしそうにしていた。


「さて、俺も仕事しますかな。うん!10万が正解だな。」

「どこに居るのでしょうか?」

「あぁ。見えないか・・・よし!空の上に『マップ』で、スタン魔物で『サーチ』。」


 空に召喚獣たちが見えるように、映し出した。


「これは分かりやすい!空を見たら敵の位置がわかるんだな?」

「敵が赤。俺が青。」

「じゃあ、わたくしたちが黄色ですわね。」


 ノワールは魔法に絶賛してはすはすしていて、アンブルは納得していた。


「じゃあ手分けして倒そうか?アイテムボックスってみんな持ってる?」

「収納はノワールとアルシュしかできない。」

「なら3チームに分かれてしようか。俺とアルシュ・ノワールで別れようか。アルシュとヴァイスとジェイドが空チームね。ノワールとグルナで地上肉食チーム。俺とアンブルでチームってことで。それで、出来るならあまり傷をつけずに倒してほしい。」

「「「「「「はい!」」」」」


 3チームに分かれ作戦を開始した。

 空のチームは空で鳥・ドラゴンを中心に狩ってもらう。

 肉食チームは右側をまかせ、リュシオルは左側を狩ることになった。


「じゃあ、アンブルの実力を見せてもらおうかな?」

「もうリュー君ったら。いいわよ。見てて?」


 前から大量の魔物が押し寄せてきた。


「『アイスフィールド』はい!終了よ。」

「すごいね。魔物指定で全部凍らせてしまった。」

「氷魔法が得意なだけで、冷たい女じゃないわよ?」

「わかってるって。回収して他の場所に行こうか。」


ササっと片づけて次の場所に向かった。

一方、アルシュチームは飛べる魔物の処理に向かった。


「方向で行くとあっち側ですね。」


 地図を見ながら、移動して道中も魔物を狩り、闇魔法で収納していく。


「もう少しで群れに到達します。手分けして倒しましょう。」

「いえ、私に任してください。」

「ヴァイス?何かいい方法があるのですか?」

「はい。任せてもらえますか?全部落ちることになってしまうと思いますので、アルシュ様にはすべて拾っていただきたいのですが。」

「いいでしょう。お願いします。」

「僕は見てるね~。」


 ヴァイスは狙いを定めると、魔法名を紡ぎだす。


「リュシオル様のために『指定』『心臓』『サンダーショック』。」


 大きな音でバチッッと音がしたかと思えば、魔物全部が墜落していく。


「アルシュ様お願いします。」

「わかりました。」


 収納し、次の目的地に向かった。



暑い時のアイスクリームって美味しいです。

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