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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
冒険者編
8/375

~8~

 名前と年齢を書くことができ、ホッとしながら書いた紙を受付のお姉さんに渡す。

 そのときに僅かに指先が触れ合い、受付のお姉さんは顔を真っ赤にした。


「お・・お姉さん?顔が赤いですよ?熱があるんですか?」


 リュシエルは心配をし、実を少し乗り出して、受付のお姉さんの額に手のひらを当てる。


「にゃ!す・・・すいません!熱は無いです!大丈夫です!」


 少し悲鳴じみた声で後ろに後ずさりながら答えた。


「『やばい・・・これは本格的にやばい・・・』熱は無いので大丈夫です!多分ここが少し人が集まって暑くなっただけですから・・!」


 受付のお姉さんはおろおろと答え、リュシエルから受け取った紙を確認し、また水晶みたいなのを取り出した。

 詰め所では丸だったが、ギルドのは四角いようだ。

 大きさは詰め所の分と同じぐらいである。


「名前の読み取り、筆跡の確認が出来ました。では、手を当てて頂けますか?」


 リュシエルは頷き、水晶に手を当てる。

 すると少し光って、収まると水晶の側面からスゥーっと銀色のカードが出てきた。


「おっ?カードが出てきた!」

「そちらのカードを触って頂ければ、登録完了です。間違いが無いか確認して頂けますか?」


 受付のお姉さんから言われたとおり、触ると文字が現れた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

リュシオル

Age 15

Lv 1


GL G

GP 0

EKT 0

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「確認が出来ましたね。では、説明をさせて頂きます。こちらへお座りください。」


 お姉さんの言われたとおりに、横にある面談スペースに移動着席した。


「説明を始めます。カードをご覧ください。上から、名前・年齢・レベル・ギルドランク・ギルドポイント・所持エカトとなっています。今は全部写っていますが、任意で下3つは表示されないように出来ます。冒険者は下2つ消している人が多いです。」

「なるほど、どうやって消せばいいですか?」

「消えて欲しいと思いながら触れていてください。表示する場合はその逆です。」


 言われたとおりにやってみると消すことが出来た。


「出来たようですね。続きを・・・GLはギルドランクですが、上からZ・SS・S・A・B・C・D・E・F・Gの10段階になっています。初めは誰でもGからスタートになります。ランクを上げるにはGPのギルドポイントを上げてもらいます。ランクごとに異なりますが、ランクアップする場合は文字の色が赤色になるので分かると思います。ここまではよろしいですか?」

「はい大丈夫です。」

「後、ランクアップには試験を受けてもらうことになります。試験を受けるようになるのはDからになります。詳しいことはまたランクアップ時に・・・最後にEKTはお金です。ギルドでお預かりが出来るので、ご利用ください。」


 お姉さんはにっこりと微笑みながら、説明を終えた。


「とりあえず、説明は理解できました。とりあえず、クエストを受けてみようかと思います。」

「そうですね。実践が一番だと思います。Gで受けるなら、始めは薬草採取がいいでしょう。門を出て森の手前で採取できます。採取に関しては事後報告でも大丈夫ですが、受けますか?」

「ではお願いします。」


 リュシオルが答えるとお姉さんは立ち上がり、カウンターのほうから紙を持ってきた。


「こちらがGクエストの薬草採取10本です。20本なら2回クリアしたことになります。ただし、10本以上で20本未満なら2回目のクエストクリアは出来ませんのでご注意ください。」

「わかりました。」


 クエストを受けて、リュシオルは椅子から立ち上がりギルドを出た。


『さて、薬草を採りにいかなくては、アイテムボックスには何も無かったはずだし・・・。念のため見てみるか・・・。』


 確認のためにギルドを出てすぐの噴水の淵に座りアイテムボックスの中を確認しようとしたら、手紙がポロリと出てきた。

 中を読んでみると、ミカエルからの手紙で、当面の資金と剥ぎ取りナイフ(劣化しないもの)を入れておきましたという文面だった。


『さすがミカエルさん。だけど金貨20枚は多い気がするよ・・・』


 ミカエルが入れた分は謝罪分も含まれているため多い。

 しかし、この世界でどうなるか分からなかったため、この気持ちはうれしいリュシオルはありがたくもらうことにした。

 確認を終え、顔をパンッと叩き気合を入れて立ち上がった。


『とりあえず、薬草を採りにいかないとね~。』


 薬草を採りに門まで歩くことにした。

 門まではそこまで遠くなかったので、すぐに着くことができた。


「あ!!先ほどの門番さん!」

「お!さっきのリュシオル・・・だったか?」


 門番はリュシオルの顔を覚えており、返事をしてくれた。


「じゃあ、今からクエストの薬草を取りに行くんだな?特徴は分かるか?」

「クエストが分かるんですね。特徴は教えてもらうのを忘れていました・・・。」

「しっかりしてるんだかしてないんだが・・・。とりあえず、ギザギザした葉っぱで、手のひら半分の大きさぐらいかな?下に生えてるからゆっくり見えるから分かるはずだ。」

「ありがとうございます!では、いってきますね!」


 門番はアドバイスを少しして、リュシオルを見送った。




うう・・・今日はぎりぎりに書き終わりました。

3分前ってwww

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