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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
76/375

~75~

リュシオルの順番になり、召喚陣の中央へ入る。


「さてと・・・。『我が召喚に応じし者よ。』やっぱりね~。」


 最後の言葉とともに光に包まれた。

 眩しかったので目を瞑っていると声がかかった。


「もう大丈夫ですよ?」


 目を開くと、そこには6匹の召喚獣がいた。


「わぉ。この中から一人選ぶってこと?」

「いいえ?全員あなたの言葉に応じてここに集まり、向こうに行っては多すぎて召喚陣に入れないと思ってここに呼び出させてもらいました。」

「確かに君が大きいもんね。」

「小さくなれますし、人型にもなれますがやはり本来の姿で会いたいじゃないですか。」


 話しかけてきていたのは、金色に輝く西洋ドラゴンであった。

 他の召喚獣も座ってうんうんと頷いていた。


「では、他の者も自己紹介させますね。」


 声が上がったのはドラゴンの右側からだった。


「じゃあ私から。光と雷のペガサスです。」


 見た目は真っ白だが、自己紹介した時に光と雷を纏って羽を広げパフォーマンスをし、頭を垂れた。


「俺は闇と土の狼だ。」


 狼の毛は銀色の毛。

 パフォーマンスは、土を鎧のように纏いその土が黒くなって闇を融合させた。


「我は火と炎のライオン。」


見た目は地球で見たことあるライオンだが、毛並みがサラッサラでもふりたい鬣をしていたが、その鬣が炎に変わり、轟々と燃えていた。


「私は水と氷のウサギですわ。」


 少し大きめの白ウサギで、もこもこしていてやはりもふりたいと思いながら見つめていると、全身を水にしたと思うと、次は氷に変化してカッチカチになっていた。


「僕は風と嵐の鷹だよ。」


 大きさは肩に乗ると重たそうだなと思われる大きさであった。

 羽を広げ、飛ぶと風を纏って近づけば切れてしまいそうである。


「これからよろしくね?」

「「「「「「はい!」」」」」」

「契約はどうしたらいいのかな?」

「我々に触れていただき、魔力を少し交換しながら名前をいただけますか?」

「わかった。じゃあ誰から行く?」

「先ほどの順番でお願いしてもよろしいですか?」

「いいよ・・・だけど、その前にここの空間に居る間に話しておきたいことがあるんだ。」


 簡単であるが、この世界の人間じゃなかったことと来た経緯を簡単に話した。


「そんなことが・・・。それを聞いてなおさら貴方が主で良かった。いえ、選ばれて良かったと思います。」

「ありがとう。名前も考え付いたから始めようか。まず君からね?」


 金色のドラゴンに近づき、額に手を当てて魔力を交換した。


「っく。すごい量です!これが貴方様の魔力で少しですか?!」

「ごめんきつかった?大丈夫?」

「大丈夫です。初めはびっくりしましたが優しい魔力ですぐに慣れました。」

「では名前を。<アルシュ>。」

「ありがとうございます。」


 ドラゴンに名前を付けた後、続いてはペガサスの前に立った。


「じゃあ、いくよ?」

「よろしくお願いします。」


 額に手を当てアルシュと同じようにする。

ペガサスは<ヴァイス>。

 狼は<ノワール>。

 ライオンは<グルナ>。

 ウサギは<アンブル>。

 鷹は<ジェイド>と名付けた。


「「「「「「我ら一同、盟約に従い付き従うことをここに誓います。」」」」」」

「名前を名乗るのを忘れてた!俺はリュシオル。名前は好きに呼んでくれ。」


 全員が声を揃えて宣言をした。


「じゃあそろそろ戻ろうか?」

「そうですね。リュシオル様のとこに全員で行っては迷惑になりそうなので何人かにしますか?」

「ん?大丈夫だと思うよ?競技場だから大きいし。」

「なら私も大丈夫ですか?」

「アルシュは向こうに着いたら小型化してくれたらいいよ?」

「ありがとうございます!!」


 自分が行けないことを考えていたのが行けると聞いて喜んでいた。


「では、私が元の場所に戻しますね?」

「いいよ?俺が全員連れて戻すから。アルシュだけじゃつらいだろ?」

「え・・・あっそうですね。リュシオル様の魔力なら可能ですね。」

「ただ、アルシュが開いた経路を使わしてもらうよ?」

「はい!お願いします。」


 魔力を込めて競技場に戻ってくると、教師しか残っていなかったが、あんぐりと口を開けていた。


「じゃあアルシュは小さくなってくれ。」

「はい。これぐらいでいいですか?」


 小さくなったのは腕の中に納まるぐらいの大きさである。


「うわっ!かわいい!触っていいか?」

「どうぞ好きに触ってください。」


 アルシュをなでると、ひんやりとした鱗が気持ちよく、いっぱい撫でてしまった。


「「「「「アルシュだけずるいです!!!!!」」」」」


 そう発した召喚獣たちはこぞって小型化・・・いや幼少化して近づいてきた。

 もう動物パラダイスである。


「!!!!可愛い!!!お持ち帰りするぅ~!!」


 あまりに可愛さに少しキャラが崩れてしまった。


「リュ・・リュシオル様?崩れていますよ?」

「っは!いけないいけない!ありがとうアルシュ。」


 小型化したアルシュたちを連れて競技場を後にした。

 残った教師たちはまだ口が開いたまま固まっていて、再起動するまですごく時間がかかったそうだ。




名前を決めるのが時間かかりました・・・;;

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