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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
72/375

~71~

 着替えた後、リュシオルはキッチンへ向かった。

 みんなが出てくるまでに、手順を考えながら材料を先に取り出していると、リンブルが先に出てきた。


「用意できたぜ?何したらいい?」

「家で家事を手伝ったことあるか?」

「材料の皮むきとか切るぐらいならあるな。」

「じゃあ、この野菜を皮剥いてくれるか?」


 野菜の皮むきをリンブルに任せ、万能ソースのマヨネーズを作る用意をする。

 用意をしているとプワソンが出てきてた。


「待たせたな。私は何したらいい?」

「今用意したから、このボールに入っている材料をもったりするまで混ぜて欲しいんだ。」

「これは何なんだ?」

「万能ソースだよ。ただ、作るのに体力がいるから女の子に任せられなくてさ。とりあえず、このソースを食べたら病みつきになるかもしれないよ?」

「それは楽しみだな。是非とも頑張らせてもらおう。」


 プワソンにマヨネーズを任せて、準備に取り掛かる。


「ただいま帰りました。」

「買ってきましたわよ?大量にありますからいっぱい作ってくださいまし!」

「それで、リュシオル様・・・。このお肉とか全部エクラさんがお金を出してくれました。」

「それは悪いことをしたな。」

「構いませんわ。私が食べたいといったからこのようになったのですから。」

「ところでエクラは料理はできるのか?」


 女の子なので一応聞いてみたのだが・・・。


「できませんわよ?」

「なので、朝は私が作りました。」


 見事なできない宣言である。

 朝はルーチェが作り、朝ご飯を食べたようだった。


「まぁ~仕方ないか。じゃあ何してもらおうかな?」

「特にすることがないのでしたら、見ているだけでもよろしくて?」

「見てるだけでもいいかのか?」

「構いませんわ。昔から見ているのは好きですの。」


 エクラはそのままにしておき、調理を再開した。

 まず、買ってきたポーの肉を適度な大きさにカットし、筋を切ったり下処理をする。

 その間に、買ってきてもらった固いパンをルーチェにおろし金で細かくしてもらう。

 終わった後、材料をまぶしていき熱した油に放り込んでいく。


「こんなもんでいいか?」

「ん~もう少しだけ頑張って混ぜてくれる?で、ちょっと味見・・・。うん。少し塩を加えて・・・。あともうちょっと頑張ってくれ。」


 プワソンがしているマヨネーズのチェックをして、もうちょっと頑張ってもらう。


「リュシオル様。この後何したらいいですか?」

「じゃあ甘味を作るから、卵と乳と砂糖を用意してくれないか?」

「わかりました。」


 ルーチェに材料の用意を頼み、リュシオルはどんどんと、とんかつを揚げていく。


「野菜を切り終わったぞ?」

「じゃあ、次はアプの実とピチの実・・・オレンの実の皮を剥いてくれ。」

「わかった。切り終わったらまた声かけるな。」


 甘味のソースを作るためにお願いした。


「材料を用意できましたよ?」

「じゃあ、言った分の材料を混ぜてくれ。」


 作ろうとしているのは甘くておいしいプリンである。


「何ができるのでしょうか・・・。楽しみでなりませんわ。」

「食後になら冷えて美味しいと思うからね。」

「冷やしますのね。リュシオルさんの料理は本当に変わってますわ。私の家の料理人も相当すごいと自負しますが、それでも、見たことない料理が出てくるのだからすごいですわ。」


 エクラはしきりにリュシオルを褒めて目をキラキラさせている。


「大した料理じゃないんだけどな。昔から慣れ親しんだ料理なんだ。」

「相当遠くからいらっしゃったのね。この大陸ではこんな料理は見たことありませんわ。」

「うん。すごく遠くから来たからね?たぶんもう戻れないと思うから。だけど心配しないで?何も寂しいこととかないからね?」

「そういうならもう聞きませんわ。ただ、知っている料理は全部食べてみたいですわ!」


 色気より食い気がかなり勝っている気がする。

 喋ってる間にとんかつがすべて揚がった。


「揚げすぎた分はアイテムボックスにしまってっと。そのままでも大丈夫だけど・・・レモの実を切っておくか。」


 この世界の実は大体英語で2文字と考えたらわかりやすかった。

 なので、レモはレモンである。


「材料を混ぜました。これでどうしますか?」

「この布でこして、きめ細やかにしてこの器一つ一つに入れていって?」

「はい。」

「そうだ!エクラも盛り付けぐらいなら出来るだろ?」

「えぇ。出来ますわ。」

「じゃあ、この切ったとんかつと野菜を1人前ずつに盛り付けていってほしい。」

「任されましたわ。」


 エクラに盛り付けを頼み、ルーチェとプリンづくりを再開した。

 こしたプリン液を器に入れ終わり、用意してあった蒸し器に入れて蒸していく。

 ここで、プワソンが作っていたマヨネーズが完成し、リンブルから剥いた果物を貰い、プワソンとリンブルの2人に瓶詰に入れるよう頼んだ。

 剥いた果物を適度な大きさに切り、3つの鍋で実を別々に砂糖で煮詰めていく。


「できましたわ!おいしそうな匂いがして待ちきれませんわ・・・。」


 少し涎を出しながら盛り付けを完了したエクラ。

 テーブルにもっていくように指示し、プリンを出して冷蔵庫に入れる。

 煮詰めた果物も、水で粗熱を取り、冷蔵庫に同じように入れた。


「早くたべようぜ!」

「わかった!すぐ行く!」


 粗方片づけて皆のもとに向かった。




今日は食べ物の作るとこで終わってしまった・・・。

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