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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
71/375

~70~

「ルーチェも腕を上げたね。」

「はい!実は密かに別行動の時に練習してたんです。」


 リュシオルとルーチェの独特の雰囲気にほのぼのしつつ、末恐ろしいとSクラスは思ったのだった。


「次はリュシオルじゃないのか?」


 プワソンに言われ、慌ててレイヨンの所に向かった。


「リュシオル君は何を見せてくれるのかな?」

「俺も全部見せましょうか?あ・・・全部見せれないや・・・。」

「見せれないということは・・・空間もですか?」

「えっと・・・魔法という種類全部です。」

「!!!!とりあえず見せれるだけ見せてくれますか?」

「じゃあ、いつもの訓練のを。」


 そういうと、7属性の球を一つ一つ作り出していく。

 その様子を見ていたレイヨンをはじめ、Sクラスの生徒が唖然としていた。


「同時発動・・・。しかも7・・・8・・・9・・・10・・・わからないのもあるわ・・・。」


 リュシオルの作り出した魔法の球をみてびっくりしていた。


「これで驚かないで下さいよ・・・。で次に・・・。よっと!」


 その作り出した球でお手玉のように操作をしだした。


「そこまでコントロールが正確に・・・。」

「この後は・・・ん~。コネて・・・・っと。」


 一つずつ手で魔力を込めながらコネていき小さな属性のドラゴンを作っていく。

 作られたドラゴンはまるで生きているかのように自由に動いていた。


「「「「「うわぁ~~~~~!」」」」


 作られたドラゴンたちはSクラスの前を飛んだりと自由にしており、すべての球がドラゴンに変わると、リュシオルの前に集合した。


「レイヨン先生?大丈夫ですか?」

「っは!!意識が飛んでしまいました!是非とも私が師事して欲しいくらいの腕ですね。」

「そんな実力ないですって。これで終わりでいいですか?」

「はい。終了で構いません。」


 終了の言葉を貰ったのでドラゴンたちにバイバイをしたら全部の属性のドラゴンがバイバイと振り返して消えていった。


「『あれってもしかして精霊なんじゃ・・・。今はいいわ。後で問いただしてみせる。』次、上がってきてください。」


 リュシオルが下りた後、違う生徒が上がっていた。


「「「「リュシオル((君)さん)あれはいったい?」

「あれは、いつも訓練していてできるようになったことなんだ。」

「練習で出来るものじゃないよ。柔軟な考え方があってそれを実現できる実力がないと出来ないわ。賢者クラスのことを平気でやってのけるなんて・・・。」

「それはリュシオル様だからですよ。あまり驚いていると、持たないですよ?」


 ルーチェの悟った答えにみんなが納得してしまった。


「そうだな。その言葉が正解だ。」

「そうね。あまり深く考えないほうがいいね。」

「でも、自分の属性だけでもできるようになりたいかも・・・リュシオルさん!教えてくれますか?」


 プワソンより肯定の言葉が入り、ベリエにも納得されてしまっていた。

 そして、受け入れてレオーネは教えてほしいと頼んできた。


「構わないよ?ただ、空いてる時間になっちゃうけどそれでもいい?」

「それで構わないです。こちらが頼んでいる立場なので。」

「それなら俺たちもお願いしたいんだけどいいかな?」


 他のメンバーも言ってきたのでまとめて授業をすることにした。


「では、今日はこれで終わりたいと思います。魔力をたくさん使った人もいると思うのでしっかり回復してください。明日は同じくここで召喚を行いますので遅れずに来てください。」


 いつの間にか終わっていて、解散となった。

 明日は召喚を行うと予告だけしてレイヨンは帰って行った。


「じゃあ帰ろうか?」

「そうだな~今日のご飯は何するんだ?」

「どうしようかな?ガッツリ食べたいだろうからとんかつでもしようかな?あの肉が手に入っているしね。」

「とんかつって何だ?」

「あぁ。故郷の食べ物なんだ。ポーの肉をパン粉をつけて揚げたものさ。」

「なにそれ!食べてみたいですわ!」


 今日の夕食の話にエクラが入ってきた。


「なら、男子寮で食べる?」

「いいんですの?!」

「構わないよ?だけど、買い物だけ頼まれてくれる?」

「構いませんわ!すぐに行ってきますわ!」


 エクラは買い物に行く気満々である。


「なら・・・。ルーチェも一緒に付いて行ってポーの肉と後・・・パンの堅いやつと卵。後トマの実と・・・適当に買ってきて?」

「わかりました。お金はあれから出していいですか?」

「そうして?じゃあお願いするねルーチェとエクラ。」


 二人に買い物を頼んで、他のメンバーは寮に向かった。


「私たちは何したらいい?」

「じゃあ、着替えてエプロンを持ってきて手伝ってくれる?家で料理したことあるだろ?」

「もちろんよ。お母さんの手伝いをしたりしていたからね。」

「私も大丈夫です。着替えてすぐに向かいますね。」


 ベリエとレオーネとも別れ、男子寮に向かった。


「なんかすまんな。俺も手伝う。」

「いいよ。人数増えたほうが楽しいし。」

「あぁそうだな。着替えたら手伝うから少し待っててくれ。」

「俺も着替えるから大丈夫だよ。終わったら手を洗って待っててくれ。」


 リュシオルも部屋に行き、制服を脱いで普段着に着替えた。


70話達成!!


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