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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
70/375

~69~

 次の日の朝、早くからプワソンは自主的に体を動かして剣を振っているようだった。

 リュシオルも毎日ストレッチをして体をほぐしている。

 ストレッチもそこそこにして、朝食を作り始めた。


「今日は何がいいかな?初めだし簡単にスクランブルエッグとベーコン、サラダとスープでいいか。」


 さっそく調理を開始し、手早く済ませた。

 パンは昨日に買いだめしていたパンを出す。


「おはよう。さっそく作ってくれたのか。助かる。」

「約束だったからね。簡単にだけどお腹にはいいかな?」

「これで十分だ。ありがとう。ところでリンブルはまだなのか?」


 見渡すとリンブルはまだ起きていないようだった。


「あまり寝すぎたら遅刻するから起こしてくるよ。先に食べてて?」

「いや、先にシャワーをサッと浴びてくる。」

「わかった。いってらっしゃい。」


 プワソンはシャワーを浴びに行き、リュシオルはリンブルを起こしに行った。

 部屋を覗くとリンブルは布団をはねのけ、ベットから足がはみ出している。


「リンブル~。起きろよ~。」


 声をかけるが、無反応である。


「起きないと・・・朝食なくなるよ?」


 それでも起きない・・・。


「じゃあ上から落とすよ?」


 声をかけながらテレキネシスを発動し、リンブルを浮かして・・・落とした。


「な!!なんだ!何があったんだ!」

「おはよ。中々起きないから魔法を使ったのさ。」

「なんだ、リュシオルの魔法か・・・。」


 なんか全てリュシオルだからで片づけられそうな予感がしてきているリュシオルだった。


「それより、ご飯を食べないのか?」

「おっ!!ありがとうな!今日は何なんだ?」

「簡単なものしか作ってないよ?」

「それでも助かるよ。ありがとう!さっそく食べに行かないとな。着替えて食べに行くから先に行っててくれ。」


 先に部屋を出て用意をする。

 二人ともまだなのでついでに果物もカットしておいた。


「待たせた。リンブルは・・・。来たな。おはよう。」

「おはようプワソン。さっそく食べようぜ。」


 3人で朝食を食べ、部屋に戻って夕方に届いていた制服を着て部屋を出てきた。

 制服はブレザータイプで下は黒のズボンで上はシャツ。

 上着は黒に白の刺繍が入っていた。


「意外とかっこいいな。騎士みたいだ。」

「騎士候補生ぐらいだ。騎士はもっとかっこいい。」


 プワソンからの訂正を受けて、リンブルはシュンっとした。

 リンブルはいじられキャラみたいである。


「さて、登校しないと遅れるぞ。」


 準備をし、3人で寮の入口まで来るとエクラとルーチェが現れた。


「おはようございますリュシオル様。」

「おはようございます皆さん。」

「「「おはよう。」」」


 挨拶をして、仲良く登校した。

 教室に入ると、半数の生徒が集まっていた。


「ところでレオーネとベリエは?」


 まだ来ていないので気になって聞いてみたリュシオル。


「あの二人なら慌てているのが出る前に聞こえたからもうすぐ着くと思われますわ。」

「寝坊かな?まぁ、起きてるなら問題ないな。」


 雑談をしていると、ベリエとレオーネが走って教室に現れた。


「間に合った~。遅刻しそうだったわ。」

「ベリエちゃんが寝すぎるからでしょ?もう何回も起こしたのに全然起きないんだから。」

「ごめんって・・・。みんなおはよ~。」

「「「おはよう。」」」


 生徒も全員揃い、レイヨンが入ってきた。


「みなさんおはようございます。本日は魔法の習熟度を見ますので、まずは移動します。私の後についてきてください。」


 レイヨンの後に続いて、教室からぞろぞろと出ていった。


「これから向かうのは、魔法を放っても壁や地面が自動で修復されるようにできている競技場に行きます。」


 案内されたのは大きなドームであった。


「ここが競技場です。ここで授業や大会などを行います。今日はゴーレムを作るのでそれに目がけて魔法を放ってください。」


 出席番号順に呼び出して魔法を披露していた。

 みんな思い思いの魔法を放ち、レイヨンに見てもらっていた。


「次は俺の番だな。」

「頑張ってね!」


 リンブルの番になり、ベリエが応援していた。

 リンブルが披露したのはファイアアローとアースアローの2種類だった。


「ただいま。俺は時々狩りをしてたから、あの2種類しか知らないんだよな。」

「でも、中々の威力だったと思うぞ?」

「じゃあ次は私ね。」


 次はベリエの番だった。

 披露してたのはウォーターカッターとウィンドウカッター、さらにアースカッターを披露して帰ってきた。


「私も一緒に狩りに行ったりしていたの。」

「中々活発だな。じゃあレオーネは?」

「私の番なので行ってきます。」


 レオーネは属性を纏うことができ、体を守ることを考えた魔法だった。


「私はこんな感じですね。」

「次は俺だ。」


 プワソンは水と雷の様々な魔法を披露して帰ってきた。


「まぁざっとこんなとこだと思う。」

「続いては私ですね。」


 エクラはプワソンと同じ水と、上位の氷を披露していた。


「次は私です。」


 ルーチェの番になり、上がって行った。


「さて、披露してくれるかな?」

「何がよろしいでしょうか・・・。あっ!全部見せたほうがいいですか?」

「全部とは・・・まさか7大ということですか?!」

「そうですね~。アローで5発ずつ打ちますね。」


 属性ごとに5本アローを作り出し、放っていった。

 威力はもちろんすごい威力で、とても下級魔法とはレイヨンは思えなかった。


「それで大丈夫です。ありがとうございました。」


今年はすごい生徒がいてどうしようかとレイヨンは頭を悩ませるのであった。



暑くて溶けそうです;;

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