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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
69/375

~68~

 紅茶の葉を買い、寮に帰りって男子寮に全員集合した。


「で、なんで寮に戻って来たの?」

「実は前にケーキを作ってな?大量に作って後は置いてきたけど、一つ持って帰ってもいいことになったから貰って帰って来たんだ。作ったのは俺だけどな。」


 寮のキッチンで食事前に買った食器にケーキを切って並べていく。


「ケーキ・・・ですか?」

「そうだよレオーネ。俺の母が作ってくれたものを再現したんだけど、口に合うかわからないけどどうぞ。」


 みんなにミルクレープを配り、ルーチェに紅茶を入れてもらった。

 カットしたフルーツもテーブルに置いた。


「良かったら、果物も切ったから乗っけて食べたりしてみて。」


 みんな恐る恐るフォークを入れ、口に運んだ。

 すると、みんな口に含んだ後固まって、動かなくなったなと思ったら再起動し、一心不乱に食べ始めた。


「ん。口に合ったようでよかった。」

「リュシオル君!これはまだあるの?!」

「後残り1切れだけ残ってるよ?8等分にしたからね。」


 それを聞いた女の子(ルーチェを除く)が、眼を鋭く光らせにらみ合った。


「「「負けても文句なしです(わ)。」」」


 壮絶なジャンケンが勃発した。

 その頃ルーチェと男の子は自分のペースでゆっくり味わっていた。


「負けましたわ・・・。」

「ベリエちゃん強いよ・・・。」


 負けた2人は膝をつき項垂れていた。


「やった~。今回は貰うわね~。」


 幸せそうにミルクレープを食べていた。


「負けたから仕方ないですわね。でもまた食べたいですわね・・・。」

「また何か作ったら誘うから。」

「「「ほんと((です)の)?」


 あまりの女の子の勢いに押されそうになったが、踏みとどまり返事をした。

 そのあと、お茶しながら明日のことを話したりして解散することに。


「美味しかったですわ。それでは私たちはこれで失礼します。」

「また明日ね~。」

「リュシオル様すいません。おそばに居れなくて。」

「気にせず学生生活を楽しんで?何かあったら念話で伝えるから。」


 女の子たちは女子寮のほうに戻って行った。


「明日は魔法テストだろ?どれぐらいのことが出来ているかだよな?」

「貴族なら家庭教師に教えてもらっている分リードが出来ていると思う。しかし平民なら魔法に触れる機会が少ないのではないか?」

「そうだな。一応生活魔法は習うから出来るし、簡単な攻撃魔法なら狩りに行くために使うから覚えてるけど、基本は剣や弓。罠を仕掛けて倒したりするからな。」

「できる範囲でならいいだろう。たぶん、目標に向かって魔法を打つだけだと思われるから簡単だろう。」

「でも明日が楽しみだね。」

「「そうだな。」」


 女の子が帰った後、ソファーに座ってゆっくり話していた。


「そろそろ風呂に入るか。」

「ここって、部屋ごとに風呂があるから便利だよな?慣れるのが怖いぜ。」

「そうだな。今まで使ったことなくて、学生生活で慣れてしまってっていうのも聞いたことある。」

「そっか~城下町には大衆はあるんじゃないの?」

「あるっちゃあるんだけど。個人で入りたくなるじゃんか?そうなると高級な宿と貴族。学院ぐらいじゃないのかな?」


 思考がそうなってしまうという話だった。

 確かにゆっくり入るなら家でのお風呂に限るのはリュシオルもよくわかっている。


「まぁ。郷に入ったら郷に従えっていうしね。」

「なんだその言葉?」

「意味は、そこの環境に入ったならそこの習慣に従っていきなさいってこと。」

「なるほどな。中々博識だな。」


 前の世界の知識にあった言葉だったが、ここではなくて通じなかったみたいだ。


「先にプワソン入ってきたら?」

「いいのか?」

「別に急いでいるわけじゃないし、俺はこれがあるから時間が潰せるから大丈夫だよ。」


 プワソンは先にお風呂に入りに行った。

 待っている間リュシオルは、マージにもらった錬金術についての本を読み進めていた。


「あ・・・それって錬金術師の最高峰が書いた本じゃないのか?」

「なんでわかるんだ?」

「著者にマージって書いてるじゃないか。その人はすごい錬金術師で今いる錬金術師たちの憧れの人だよ。」

「マージさん・・・。やはりすごい人だったんだ・・・。」

「もしかして会ったことあるのか?!」

「あぁ。師事してほしいって言ったら、他にくだりがあるけどこの本や他にも本を貰ったな。」


 少しキラキラした目でリンブルは見てきた。


「やっぱりリュシオルはすごいな。なんか英雄みたいに名前が回りそうだな。」

「そうなったら面白いな。」


雑談しているとプワソンが上がってきた。


「次はリュシオルが入ってきたらいいよ。」

「ありがとう。」


 部屋に入ってお風呂の用意をし、お風呂に向かい中を見ると、意外に広くゆったり出来そうな造りになっていた。

 ゆっくり浸かって足を伸ばせるほどの浴槽の大きさである。

 今のリュシオルの身長は180近い身長であるが、しっかり測ったことないのでわからない。


「ん~。ゆっくりできるのは久々だな。でも、お風呂が付いててよかった~。元々お風呂好きだったしこれはいい。でも・・・シャンプーとかリンスがないし・・・香りもあまりよくないから気に入らないけど・・・作っちゃえばいいか。」


 これからのことを考えながらお風呂をあがった。


「あがったよ~。どうぞ~。」


入れ替わりにリンブルが入り、部屋に帰ることを告げて部屋に入って就寝した。



昨日はごめんなさい。

ダンススクールに行って更新できませんでした・・・;;

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