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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
57/375

~56~

本日2話目!

続きをどうぞ~

「ギルドもなかなかいいとこ紹介してくれたな。」

「はい。これなら十分くつろげそうです。」


 宿は清潔感があり、部屋も大きく十分休めそうだった。


「しかしここまで来るのがホント強行軍だったな。」

「はい。リュシオル様の魔法が無かったら来れていませんでしたね。寧ろ、リュシオル様といるから、こんな王都に来ることが出来たので夢のようです。」


 本来なら、あの森で死んでいるところだったがリュシオルが助けに来たおかげでここに居れるようなものだから感謝しているのだ。


「ん。どういたしまして。でも、ルーチェがいてくれるから俺も助かってるんだよ?」

「そんな・・・。はい。これからもよろしくです。」

「そうだ!さっき買った服を加工しないと。」


 先ほど買った服とベルトなど全てに魔力を通し、加工した。


「これでOK~。早速着替えてみるか。」

「私はこちらで着替えますのでここでリュシオル様は着替えてください。」


 服を持って、トイレの方に消えていった。

 ちなみにここの宿はトイレが部屋1つ1つに設置されているのだ。

 残ったリュシオルも着替えてみたところ、スーツズボンにワイシャツを着ているようで意外と様になっていた。


「うん。これはいいかもしれない。清潔感がありそう。以外と私・・・違った・・・俺似合うな。」


 1人になって少し気を抜いてしまったため、昔の喋り方に戻ってしまった。


「しっかり気をつけないと。オカマのように聞こえてしまう・・・。」

「どうしたんですか?」


 ガチャッっと音がして振り返るとルーチェが着替えて戻ってきた。


「なんでもないよ。ルーチェも似合ってるよ。」

「ありがとうございます。リュシオル様も似合ってますよ。でもお揃いって嬉しいですね。」


 嬉しそうに頬を染めながらルーチェは答えた。


「じゃあ変装バージョンも確認してみるか。」


 仮面を取り出し、装着するとリュシオルは全身黒くなり、ベルトは白に変わる。

 ルーチェは対称的に全身白くなり、ベルトは黒く変わった。


「うん。いい感じだな。」

「これはいいですね。」


 お互いを見て満足した。


「そうだ!ルーチェこれをつけて?」


 リュシオルが渡したのは細い鎖のブレスレットだった。


「これは?」

「俺がいないときでも羽根を出せるように魔法を組み込んだブレスレット。これでいつでも出せるから安心だよ?」

「ありがとうございます。操作は前にしたのと一緒ですよね?」

「そうだよ。」


 エトワールをつけている腕につけることにした。


『これは凄い魔法ですね。姫。お願いがあるのですが・・・。』

「エトワール?急にどうしたの?」

『はい。もし許可できるなら、このブレスレットと融合したいのですがよろしいでしょうか?』

「え?そんなこと出来るの?」

「実は武器に影響を与えるほどの魔力を持った物を融合することによって進化できるのですよ。』


 新事実発覚である。


「もしかして、バルトやガルディも可能だったりする?」


 慌てたリュシオルは武器たちに聞いてみた。


『できるよ~。だからルーチェに渡したものと同じ物をもらえたら融合できるよ。』

『私も同じですね。主の魔力は純粋に強化も出来ますし、進化も出来るかもしれませんね。』

「そっか~。今はないからまた買ったら作ってみるよ。」

『『おねがいします。』』


 武器たちの進化はリュシオルも楽しみなので早く買おうと心にメモした。


「じゃあ、エトワールやってみてくれる?」

『はい。では鎖を近づけて私に当たるようにしてもらえますか?』


 エトワールに言われた通りに鎖を近づける。

 するとエトワールは強い光を放ち、光がおさまると鎖が同化してデザインの一部になっていた。


「お?かっこよくなったな~。」

「はい。これはいい感じです。」

『姫。武器の状態も変わったかと思われますが。』

「じゃあ変化して?」


 武器の弓形態に変化したエトワールは形が少し変化し、鎖と羽根がついていた。


「まるでヴァルキリーが使っている武器のように見えるな・・・。」

「ヴァルキリーとは何ですか?」

「知らないか・・・。ヴァルキリーというのは天使の一人で戦いの加護を持っている一人なんだ。その天使の持っていそうな武器だと思ってさ。」

「へぇ~そんな凄い天使がいるんですね。」


 素直なルーチェは天使が持ている武器と思い、とても喜んでいた。


「ありがとうエトワール。ブレスレットに戻って?」

『はい姫。許可をありがとうございます』


 エトワールはブレスレット形態に戻り、ルーチェの腕に収まった。


「じゃあ、仮面を外して買い物に出かけるか!」

「はい!行きましょう。」


 宿から出た2人は街を歩き、見たこと無い物をたくさん見てウキウキしていた。

 外蓑専門店や魔道具屋・武器屋に防具屋。

 アクセサリー専門店もあった。

 今は屋台で食べ物を買って夕食をしている。


「ホントにいっぱいありますね。今日一日じゃ回りきらないですね。」

「そうだね。まだここには居るんだからゆっくり見て回ろうよ。」

「はい。でもあの外蓑凄い機能でしたね。」

「あぁ。思わず買ってしまったな。」


 話に出ている外蓑は冷暖効果があり、暑いときには涼しく、寒いときには暖かくなる効果があるとのこと。

 実際にためにし着てみると効果があり、さらに汚れ防止も付いていた。

 さらに、フードもついている。


「あれはいい買い物だった。宿に帰ったら加工するから出してね。」

「お願いします。」


 満足に食べた2人は宿に戻り、外蓑を加工し寝る準備をして、明日に備え就寝した。



お揃いってうれしいですよね^^

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