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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
56/375

~55~

昨日はごめんなさい。

約束どおり本日2話投稿です。

まずは1話目。

~試験1日前~


「ま・・・間に合った~。1日残しで来れたな。」

「はい。途中に商団か貴族を助けたりしましたが、助けてそのまま放置しちゃいましたけど。」

「けど、馬車も走れるようにしてきたから大丈夫だと思うよ?」


 飛んでいくのは少し変かと思い、王都の少しだけ離れたとこに着地し、歩いて王都の門に向かっている。


「けど、あの馬車は王都に向かっていましたね?」

「でもばれない様に変装して助けたからばれないんじゃない?」

「そうですね。ギルドで凄く探されそうですが。」


 道中、貴族か商団か分からないが助けたが、名乗りもせず、助けるだけ助けて逃げるように急いだので、助け逃げをしたのだったが、凄く感謝されて、引き止められそうになったので探される可能性が高い。


「とりあえず、王都に着いたら宿を探して、服を買いに行こうか?」

「明日から試験ですもんね。受かったら学院で寮生活になると思われるので準備した方がいいですね。」

「あと、変装に装飾してもいい用のルーチェの服を買おうか。茶色にするより、白色の服にするほうが綺麗だし。」

「白とか汚れますよ?」

「それは・・・あれだよ。俺の魔法で汚れが付かないように加工しちゃったらいいんだからさ。」

「そんなのができるなら、普段は茶色で、仮面をかぶったら白色の服に変わるというのはどうですか?」

「うむ・・・。それはいい考えだね。思いつかなかった!」


 天啓を得たように感動し、立ち止まってルーチェのほうを向き、ルーチェの手を握って上下にブンブン振り回した。


「痛いです。リュシオル様~。てっきり思いついているものだと思っていましたが・・・。」

「いや~服って雰囲気が変わったら分からなくなるじゃん?そこまでしか考えてなくてさ~。」


 少し抜けていたみたいだが、問題は解決したみたいである。


「もうそろそろ着いてもいい頃なんだけど、案外遠いね~。」

「それだけ門が大きいって事ですね。あれだけ遠くてもすぐ分かりましたし。」

「ここから飛んでいったら人も増えてきたから目立っちゃうから飛べないし・・・。はぁ~・・・歩くしかないよな。」


 人通りも増えてきたため、目立つことを控えなければならない。

 目立つのがあまり好きではないので、自重する。

 その後も2人は喋りながらテクテクと歩みを進める。


「もうすぐ門だけど・・・こんなに並んでいるんだね。」

「やはり、大きいと人の出入りも多いと思いますし、これが当たり前なんじゃないんですかね?」


 門に近づくと、たくさんの人が並んでいた。

 平民と冒険者、貴族と別れているようで3列並んでいる。


「これなら効率よく入れるな。」

「でも、遠目でよく分かりましたね。」

「服装を見たら分かるよ。そこは要訓練だね。」


 冒険者列の最後尾に並び、門前チェックまで喋りながら時間を潰した。


「こんにちわ。王都にはどのようなご用件で来られましたか?」


 順番が回ってきて、門番の人に声をかけられた。


「王都には、学院の入試を受けに来ました。」

「なるほど、王都に来るってことは相当な実力者だね。冒険者側に並んでいるから2人共ギルドカードを出してもらえますか?」

「はい。ただ、大きい声を出さないでくださいね。」

「?わかった。では拝見・・・・!!!分かりました。では、入試頑張ってくださいね。」


 さすがプロである。

 こちらの要望に答え、尚且つ、平常運転である。


「ありがとうございます。では、いってきます。」


 無事に通過して、門の中に入ると、そこは別世界であった。


「マルテの町と大きく違いますね。」

「あぁ。ここまで圧倒的とは思わなかった。」


 全体的に煌びやか見え、清潔感に溢れていた。


「成功者しか入れない町に思えるな。」

「そうですね。実際他の町で成功してその後に来る様なところですからね。でも、来て成功するとは限らないので賭けですね。」

「そうだろうな。どこでも一緒だな。」


 町を観察しながら、宿屋を目指し歩いていた。


「見つからないし、どこがいいかわからないな・・・。」

「これだけ建物が並んでいたら分からないですね。」

「先に買い物をするか。ちょうど服屋さん見つけたし。」


 ルーチェの服を買うために服屋に寄った。


「ついでだから、リュシオル様も白の服を買いましょう!!」

「お揃いでってことだな・・・。ん~じゃあ黒にしない?」

「上は白で下は黒にしたらどうですか?で、上の色は変装したら黒に変わって模様が入って、ズボンにも模様が入るようにするって事で。」

「それならお揃いに出来るな。そうしよう。」


 リュシオルとルーチェはお揃いで購入し、ギルドにいい宿屋が無いか聞きに行くことにした。

 ギルドはやはり町の真ん中にあって、マルテの町と同じように噴水があったが、規模が違った。


「王都となると、やっぱり色々大きくなるんだな。」

「はい・・・。壮観ですね。」

「あぁ。じゃあ早く宿のオススメ聞いて宿をとってウロウロしよう。」


 ギルドに入ると、外から見たとおり、とても大きく窓口も多かった。


「あ・・・観光用の窓口がある!」

「あそこで聞きましょう?」


 観光専用の窓口で宿を聞き、宿屋に向かい、宿で部屋を取って少しくつろぐのだった。



次は23時に投稿予定です!

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