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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
冒険者編
49/375

~48~

 食事の店で自分達の釣った魚を調理してもらい、満足するぐらい食べることが出来た。


「美味しかった~。煮物も美味しかったけど、あの色の凄い奴があんなに身がプリプリでおいしかったなんて・・・。」

「あれは見た目によらず美味しかったですね。」

『主様はいいな~美味しい物を食べれて・・・僕も食べたい・・・。』


 最近普段喋っていなかったバルトが久しぶりに口を開いた。


「そうは言っても・・・バルトは刀だから無理じゃない・・・?」

『う~・・・。なんか方法がないかな~。』

『あまり主を困らせるものじゃありません。申し訳ありません。バルトには言って聞かせておきます。』


 ガルディも会話に加わったが、謝罪をし、バルトに言って聞かせておくといっていた・・・。


「え?俺に喋りかける以外でバルトと会話できるの?!」


 初耳だった。


『ああ知らなかったのですね。一応精神的な世界と考えて頂きましょうか?そこに存在すると考えて頂ければ。そして、その精神空間は主の中に考えてもらうとなお分かりやすいかと。』

「俺の中で喋ってるってこと?」

『そうなりますね。最初に契約しましたことを覚えていますか?あれで魔力のパスによって主とつながっているんです。』

「そうなんだ~じゃあエトワールはルーチェの中に?」

『そうですね。姫様の中に基本的にいますが、リュシオル様ともつながっているので行き来が出来ます。』

「え?エトワールはリュシオル様ともつながっているの?」

『はい。ルーチェ様は圧倒的な魔力の奴隷の首輪をしていますよね?そこから魔力がルーチェ様に影響を与えていますし、リュシオル様の眷属となっているので可能なんです。』

「「ああ~。それ(ですね)」」


 二人の声が重なって納得した。


「でも形態変化とか出来そうだな?だって命が宿っている時点で可能な気がする。」

「リュシオル様なら叶えられそうですね。」


 色々話しながら宿に帰り、横になって寝たのだった。


~・~・~・~・~・~


 次の日、軽く朝食をとってギルドに顔を出すことにした。

 ギルドには見知った顔がいた。


「リュシオルさん!ルーチェさん!お久しぶり?ですね。」

「あ・・クロワさん。休暇は堪能できましたか?」

「もちろんよ~友達と積もる話も出来たし、いっぱい遊んでいっぱい休んだからクロワさん復活よ!」


 握りこぶしを天高く突き上げ宣言してきた。


「あ・・はい。そうだ、クロワさんはこれからマルテの町に帰るんですか?」

「そうね~そろそろ帰らないとマルテのギルドが心配よね~。」

「俺達もそろそろ帰ろうかと思っていたんですけど・・・。」

「リュシオル君!帰るのかい!?なら護衛の依頼を受けてくれないかね?!依頼料は弾むから!」


 クロワと帰る話をしていると、どうやって話を聞きつけたのかトントが現れた。


「タイミングがいいなんて僕は恵まれているんだな・・・。感動している場合じゃない・・・!リュシオル君受けてくれないか?」

「帰るついでですのでいいですけど・・・。ファンテたちも帰るのですか?」

「あいにく次の依頼が入ってしまったようで、そっちの護衛をすることになったみたいだ。依頼もぜひともと誘ってきたらしくて断われなかったそうなんだ。」

「そうですか・・・。他の護衛になるんですか?」

「リュシオル君がいるなら別に他の護衛はいいかなと思っているんだけど・・・大丈夫かな?」


 リュシオルとルーチェの実力を見ているし、烏賊も倒したことも知っているので大丈夫と判断しているようだった。


「まあ大丈夫だと思います。もし良かったらクロワさんも一緒に帰りますか?」

「ん~依頼となると、私にはお金が掛かっちゃうけど・・・。あ!リュシオル君の手料理でなら手を打つよ?」

「え~。まあいいですけど・・・。依頼が重なってない?」

「なら材料費は私が持ちますしその分の依頼料も足しますのでいいですか?」

「なら決まりね。よろしくお願いするわ。」

「料理は好きだからいいよ?あまり期待はしないで欲しいかな?」


 出発する時間を決めて、解散することになった。

 明日の朝にマルテ側の門に集合することに決まったため、トントはギルドに用紙をもらいに行き、ギルドを通さない様式でマルテまでの護衛契約をした。


「直接出来てよかったです。こうすることで仲介料がなくなるのでその分をリュシオルさんにお支払いできます。」


 ホクホク顔で明日の準備があると言ってギルドを後にした。


「さて、俺達も明日の準備をするか。」

「私も準備の買い物に一緒に行ってもいい?」

「いいですよ?ただ、寄るとこがあるのでそこに寄ってもいいですか?」

「いいわよ?」


 昨日に出会ったトーンの工房に向かうことにした。

 工房に着くと、ガヤガヤとしているみたいだった。


「こんにちわ~。トーンはいますか?」

「いらっしゃい!兄ちゃんはトーンに用があるのかい?今取り込み中で話せないぜ?」

「何でなんですか?」

「詳しくは言えないけどよ~昨日なんかある人から技術を教えてもらったって言うのに、ちゃんとお礼できていないとか何とかで親方に怒られているんだ。」


 昨日のことが原因でなっているようだった。


「多分それ俺も関係あるので案内して頂けますか?」


 トーンの弁解をするために案内を求めた。

次の回で港町は終わる予定なんですが・・・。

うぅ・・・今回で終わるはずが・・・ww

計画性が無いですねww

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