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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
冒険者編
40/375

~39~

 色んな魚が食べたいと思ったリュシオルは・・・。


「なら、そいつを退治したら魚を取れますか?」

「おいおい!そんな簡単にいく話じゃないんだぜ?何人の冒険者が犠牲になってるんだかわからないんだぜ?」

「でも、倒さないと漁に出れないんでしょ?」

「確かにそうなんだが、あんた達ではまだ無理じゃないか?この人数でも無理だ。国の騎士一個団体ぐらいないと話にならないよ。」


 店の人はファンテたちも行くと思っていた。


「わかりました。遠くから見るだけにします。」


 見るだけじゃなくて倒す気満々になっていた。

 肉料理ばっかりで飽きてきたところだったからぜひとも食べたかったのだ。

 とりあえず、選べるだけの料理を選んで打ち上げを開始した。


「リュシオルは倒しに行く気満々でしょ?」


 飲んだり食べているとさっきの話をエチセロがしてきた。


「あ・・ばれています?隠したつもりなんだけどな?」

「いや、他のも食べたかったなって顔してるし、見るだけじゃ無くて、やりたいの前触れでしょ?まぁ~強さはわかってるから、無理しない程度ならいいと思うわよ?」

「命は大事ですからね。気をつけます。」


 やることは反対しないみたいだが心配してくれるようだった。

 この優しい人たちのために倒せそうなら倒してしまおうと決意した。

 その後、打ち上げは盛り上がり、ファンテ達は酒に酔ってベロベロだったため、ある程度で打ち上げを切り上げて宿に向かった。


「今日は楽しく飲めたな~。明日からリュシオル達はどうするんだ?」

「そうですね。この町を観光しようと考えてます。」

「そっか~。観光なら3~4日ぐらいだな。トントさんもそれぐらいを目処に戻るみたいだから、もし帰りも合えば一緒に帰れるな。」

「そうですね。またあったらよろしくお願いしますね。」


 宿のチェックインを済ませ、部屋前でファンテ達と別れた。

 部屋の中に入って、装備など外してからはリュシオルもルーチェもベットにダイブしてそのままドロのように眠った。

 やはり、護衛任務で気を張っていたのか精神的に疲れていたようだった。

 朝まで一度も起きずに寝てしまっていた。

 次の日のお昼前にリュシオルは目を覚ました。


「う~ん。よく寝た~。」

『主、おはようございます。昨晩は良く眠られましたね。』

「あぁ。ガルディおはよう。体は疲れていないつもりだったけど精神的に疲れていたみたいだったね。そういえばバルトは?」

『zzzzzzz』

『寝ているようですね・・・。私達武器は寝て無くても大丈夫なんですが。』

「眠たいなら寝かしてやろう。そんな切羽詰ってないし。午後には起きてもらわないと困るけどね。」

『わかりました。その頃にはたたき起こすのでご安心を。』


 たたき起こすって俺の肉体も使われるってことじゃないのか?と疑問に思ったがまあ大丈夫だろうと深く考えなかった。

 ルーチェの方を見ると、まだ気持ちよさそうに眠っていた。


「起こすのもかわいそうだし、体を拭いたりして時間を潰そうかな?貰いにいくのめんどくさいし・・・。あ・・魔法ですればいいじゃん。」


 めんどくさがってしまったリュシオルは魔法の制御の練習が安定してきたため出来るのではないかと試してみることにする。 


「一々お湯を貰いにいくのめんどくさいから、自分で作ろうと思うけどウォータだけでは冷たいから暖めるのはファイア?でもそれは水が無くなってしますし・・・。暖めるだから・・ヒートかな?」


 まずはウォーターボールを目の前に作り出し留め、暖めることを考えて水に指を突き刺し《ヒート》と唱えてみる。

 考えていることが合っていたのか、どんどん水の温度が上がっていった。

 水がちょうど良い温度になったところで、ヒートの魔法を切った。


「おぉ~出来てしまった。さて体を拭くとするか。」


 出来たお湯で拭いていくと、意外と汚れていたのかお湯は濁っていったため、クリーンをかけてもう一度綺麗に拭いた。


「あ~さっぱりした。ルーチェも起きたら体拭きたいだろうから用意してあげよう。これは・・・お外にぽっい!」


 下に居ないことを確認をして、窓から外にお湯を捨てた。


「さて、ルーチェが起きるまで貰った本を読もうかな?」


 本を読みふけってしばらくしていると、声が聞こえてきてルーチェが目を擦りながら、ベットから起きてきた。


「おはようございます・・・。もう起きていらっしゃったんですか?」


 リュシオルが起きていたため申し訳ない気持ちがあったが、時間を有効に使って時間を潰していたみたいなのと、待っている風に見えなかったためホッとした。


「おはよう。ルーチェは体を拭いて?」

「じゃあお湯を貰ってきますね。」

「いや行かなくてもいいよ。俺が作り出すから。」


 そう言いさっき作ったお湯ボールをルーチェの前に作り出した。


「!!凄いですね。これならお湯代が浮きますね。」

「そうだろ?さあ拭いたらお昼ご飯を食べに行こう。」

「わかりました。少しお待ちください。」


 ルーチェの脱いだ服をクリーンをかけてあげ、待っている間本の続きを読んだ。



ココナッツオイルって凄いらしいですよ!!

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