~373~
372話を訂正しました^^;
申し訳ありません・・・。
神はボロボロと涙を流しながら、悠璃に連れられて椅子に座った。
「それで、私はどうなっているのですか?」
「それも併せてお話しします。まず、ありえないことなるのだが、悠璃さんは女として生きてきて、その記憶を持ったまま男になったことにより、女神になる資格を得てしまったことになる。本来記憶を持ったまま転生させるなら、今まで生きてきた性と同じ性にするのだが、私が誤ってしまったばっかりに・・・。」
元はと言えば、神が間違えたことから発生しているらしいことが分かった。
しかし、資格を得ただけで、なるとは決まっていない言い方であった。
「えっと・・・。神様の手違いで女神の資格を得たことはわかりました。でも、それは資格なだけで、なるとは限らない?」
「悠璃さんの言う通り、資格を持つ人間はたまにいたりする。しかし、そこに私とミカエルの加護、さらに力などの色々のオプションをつけてしまって、さらに女神になる可能性を高めた。」
悠璃は腕を組み、フムフムと納得していった。
納得している悠璃を確認し、神はさらに話を続けた。
「そして、君は生と死、さらに救いまでを経験。最後には天使により力を強化して、システムの一環で出来てしまった魔王を自己犠牲によって治める。」
「はぁ~。そういうことですか・・・。積りに積もった経験値が私を女神にした・・・。ということで合っていますか?」
神は黙って頷いた。
「もしかしてですが、召喚獣とのあの契約も入っていたりします?」
召喚獣たちと交わしたあの死なばもろともみたいな契約の話をする。
「あれも入る・・・。あれで信者・・・いや、従者が出来たことになる。」
「なるほど・・・。私は女神道を直進していたんですね・・・。」
思わずため息を吐き、ソファーに体を預けた。
「とにかく、今は神格がついたばかりで体が対応しようと変化しているところ。しばらくゆっくり体を休めて、馴染んだところで正式に任命式を執り行うことにするから、今はゆっくり休みなさい。」
「わかりました。」
「ミカエル。あの部屋を彼女に。」
「わかりました。」
緊張やら疑問などで悠璃の体は休息を求め悲鳴を上げていることに気が付かなかったが、無くなった途端に体がすごく重くなっていた。
「大丈夫ですか?歩けます?部屋はすぐそこになるのですが・・・。」
「着替える余裕はないですけど、部屋までなら大丈夫かと・・・案内よろしくお願いします・・・。」
瞼も落ちかけてきた悠璃は、体を引きずりながら部屋へとたどり着き、すぐに体をベットに預けた。
預けた瞬間にはもう眠りに落ちていた。
「ごゆっくりお休みください。」
ミカエルは悠璃の体勢を楽な状態に変え、部屋を後にした。
「悠璃さんは?」
「部屋に入られ、ベットに寝転んだ瞬間に眠りに落ちられました。」
「命を削るほどだったからな・・・。しばらくかかるかもしれぬな。世話役を当ててくれ。」
「わかりました。その前にもう一発殴ってもよろしいか?!」
言い終わるか終わらないかのぐらいでミカエルは神を殴りつけていた。
「悠璃さんが体が辛いのをわかっていて、話をするとか・・・とんだ神です。」
「しかしじゃな?気になることを気にしたままではよく眠れんじゃろ?それにあの茶には少し施しておいたから回復は早まるはずじゃ。」
話の最中に悠璃が飲んでいたお茶には、神力を回復・循環を早める薬が入っていた。
それを聞き、ため息をつきながらも殴った神を襟首を掴み、ソファーに投げた。
「ううぅぅ・・・。部下が塩対応じゃ・・・。ツンデレではなくツンツンじゃ・・・。」
「敬ってほしいならそれなりのことをしてほしいところですね!」
怒りが覚めないミカエルはシクシク泣く神を放置して部屋を出て行った。
が、すぐにドアが開き、ミカエルが捨て台詞を残した。
「彼女が寝ている間の世話は私がします。」
「え?し・・・仕事は?」
「何の話か分かりかねます。元々私がやっていた仕事はあなた様の仕事でしょ?」
「ま・・・まって~~~!」
無慈悲にミカエルは扉を閉めて神を残した。
「儂って・・・うわぁぁ~~ん!」
机で号泣しながら書類を片付ける神がしばらく見れたそうな。




