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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
特訓編
355/375

~354~

 そこに広がっていたのは、怪獣大戦争だった。


「これはとんでもないですわね・・・。」


 この光景を目にして、少し後退あとずさってしまっていた。

 そうしている間に、リュシオルの召喚獣であるヴァイスが近づいてきた。


「なぜ来たのです?ここまで来たら巻き込まれてしまいますよ?」

「王都で討伐隊が組まれてここまで進軍しているわ。私達が先行部隊よ。」

「そうですか・・・では、私たちの討ち漏らした分をお願いしてもいいですか?さすがに全部を逃がさないようにすると効率が悪くて・・・。」


 苦労していたのか、結構疲れた様子であった。


「わかった。私たちは間に入ればいいか?」

「お願いしたいですね。(応援が来ました。討ち漏らした分はリュシオル様の友人が協力してくれるそうです。)念話で伝えました。配置が完了次第、誰かの魔法を放ってください。」


 頷いた後、素早くグロース・ファクトのメンバーは移動した。

 そして数分後、空に向かって、ファイヤーボールが打ち上げられて本格的な戦闘がスタートした。

 召喚獣たちは念話で連絡が行っていたため、後ろを気にせずの戦闘が始まったようだ。


「気を引き締めないと。後ろには行かせない。」


 プワソンは大剣を構え、溢れ出てきた魔獣と接近戦で相対することとなった。

 少し離れた所、エクラはけんを取り出して、自分の周りに回し始めたが、その数は10個になる。


「自分で完璧に操作できるのはここまでしかできないけど、全滅させますわ!」


 手にはレイピアを持ち、圏の操作を行っていた。


「次々に出てくるのね・・・。わたしは近接しかできないけど、確実に沈めるわ。かかってらっしゃい!」


 トンファーを体の前でガンっと鳴らし、迫りくる魔獣の群れに突っ込んだ。


「さて・・・。俺は燃やすとするか!」


 体に炎をまとい、短剣を口にくわえ、両手に短剣を持つ。

 そして四つん這いになり、靴をつま先から地面にコンと当てるとカカトにも刃が出てきた。

 完全な獣のようになり、唸り声を上げたリンブルは魔獣の中に突っ込んでいった。


「私は戦闘担当ではないんですよ?でも、王都が危険にさらされるのであれば、私もやいばを出すしかないのです。」


 そう言いながら、薙刀なぎなたを構える。

 構えた後、魔法を発動する。

 発動したのは後ろに行かせないための光のおりである。


「さぁ・・・踊りましょうか・・・・。」


 一番怖いのはレオーネではないだろうか・・・・。







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