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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
特訓編
354/375

~353~

 3日前にさかのぼる。

 王都では、進軍してくる魔獣に対して進軍するために門前にて最終の確認がなされていた。


「ここから急いでも2日かかる!だが、早く進まなければ、王都を戦火せんかうずに巻き込まれてしまう!」


 ニキティス《マルテのギルマス》の声を聴き、冒険者たちは不安そうな顔をする。


「だが君たちの歩みにより、王都は戦火を逃れることが出来る!王都を戦場にしたいか?!それとも王都を救う英雄になるか?!もちろん英雄だろ」

「「「「「うぉ~~~~!!!!!」」」」」


 地響きが立つほどの冒険者の声が響き、鼓舞こぶが終了した。


「ご苦労様です。ではこちらの馬にお乗りください。」

「ありがとう。」


 土台から降りたニキティスはひらりと馬に乗った。


「では、司令官。号令を。」

「敵に向かって進軍開始!!」


 ニキティスの言葉で、冒険者の歩みが始まった。

 プワソン達はどこかというと・・・。


「先に出発となりましたが、良かったんですか?」

「出ることは、伝えて許可を貰っている。心配するな。」


 騎乗幻獣に乗り、ニキティスの鼓舞こぶを聞く前に出発していた。


『もう少しかかるけど、どうする?』


 プワソンの契約幻獣のフィグが声をかけてきた。


「そうだな・・・。ぶつかる前に食事を取っておこうか。」

『もう少ししたら、川が見えると思います。そこでどうでしょう?』


 幻獣の提案により、川で休息を取ることとなった。

 食事の準備をしている間、無言になっていたがレオーネが重たい口を開いた。


「私・・・思うんですが、リュシオル君はわざとあんな態度を取ったような気がしてならないんです。」

「わたくしも・・・そう思いますわ・・・。いつもと違いすぎますし・・・。」


 つられてエクラもレオーネに賛同した。

 だが、その後は重苦しい空気のままの食事になり、黙々と片付けて出発することとなった。

 そして出発から1日。


「嘘だろ?」

「こんなにですの?!」

「でもなんでこんなところに?」

「もう来ていたなんて・・・。」


 目の前に広がっていたのは、大量に埋め尽くされた魔獣と戦っているリュシオルの召喚獣達であった。



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