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うきゃ~!!!
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そして、目的の場所に着いたのだった。
「ここでルーチェが・・・。」
「探し物はこれか?」
出てきたのは顔を仮面で隠した少し大柄な男とナイスバディーな女だった。
大柄の男の手には・・・。
「ルーチェ!」
頭を鷲掴みしてまるでおもちゃを見せるかのようにリュシオルに見せた。
「このエサはそんな名前なのか。まぁもう忘れたが。これのおかげで満たされたから原形のまま置いておいてやったのだぞ?」
「この野郎!」
怒りが爆発し、冷静さを欠き、殴りかかった。
「ふん。そんなガキの様な攻撃をされても当たるわけないだろ?」
「お子様じゃない。K許してあげなさいよ~。」
「Qそうは言ってもこんな猿でもできるような殴りかかりをされてもな・・・。」
依然、攻撃を止めないリュシオルにイライラしてきたのか、手には置くタイミングを逃したルーチェの死体を持ったままだったので、足でリュシオルを蹴った。
「ぐわっ!」
「物を持ったままは疲れるわ!」
蹴られたリュシオルは木々を倒しながら数十メートル飛んで行った。
「うふふふっ!笑ってしまうわ!」
Qは笑いのツボに入ったのか、笑い転げていた。
「はぁはぁ・・・。ふぅ~・・・。少し冷静になれた。」
「それはよかったな。それで?俺たちに何の用だ?これの回収ならほらよ!」
Kはリュシオルに向かってルーチェをとてつもない勢いで投げつけたが、リュシオルはそっと受け取った。
そしてすぐに、アイテムボックスにしまい込んで、相手を睨んだ。
「返してくれたのは感謝する。だが、それだけが俺の目的ではない。」
Kは片眉を上げて、口元を歪めた。
「ほぅ・・・。それで目的とは?」
「お前らを止めることだ!」
「いまさら何を言うかと思えば、そんなことか。もう動き出した歯車は止まらない。もう遅いのだ。」
「いいや。まだ間に合う!」
刀と手甲を出し、魔力を体に馴染ませて、身体強化を呼吸するかのように発動する。
「そう思うならかかってくればいい。ちょうど暇していたところだったのだ。」
「そうね~。私も一緒にいいかしら?」
妖艶な笑みを浮かべながらQも参加して来たのだった。




