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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
特訓編
342/375

~341~

332話最後らへんをを少し変更しました。

そこまでたくさん変えていないので、読み直さなくても大丈夫だと思います。

気になる方はどうぞ^^

 それから数日・・・。

 あの後からリュシオルはプワソン達の前に現れなかった。


「あいつ・・・あんな去り方しやがって!」

「あの後、文句ひとつ言えないまま行方知らずです。」


 まだいきどおりを忘れていないリンブルが机を殴りつけた。

 まぁまぁとなだめながら、現状を確認するレオーネ。

 彼らがいるのは、騒々しい街の食堂の片隅である。


「それより、いよいよ近づいて来たらしいわ。」

「あれか?」

「そう。情報によると、生贄を使ってとんでもないものまで呼ぼうとしているらしいわ。」

「良く聞き出せましたわね。そんな情報・・・。」


 ベリエの情報収集に舌を巻いた。


「それなら、そろそろ準備しないとやばいんじゃないか?」

「うん・・・。近々非戦闘員の避難が始まるらしい。それと合わせて、冒険者に声がかかるそうよ。」

「緊急招集の全員参加のだな・・・。」


 食事が届くのを待つ間、作戦会議となっていた。


「おれ達が参加なのは決定だとして、あいつも参加するのかな?」

「そんなの知りませんわ。」

「私たちに聞かれてもね~。」


 まるで他人であるかのようなそっけない態度で返事をした。


「おいおい・・・それは・・・「お待たせしました。肉の煮込みと、サラダ、パンをお持ちしました。」・・・ども・・・。」


 店員が食事を運んできたため、一旦会話が中止となった。

 その頃リュシオルは、目的地に向けて飛んでいた。


「リュシオル様・・・。」

「もう触れないように。」

「かしこまりました・・・。ですが、我ら召喚獣はリュシオル様と生死を共にします。」

「だめだ。そんな勝手なことはさせない!」

「わかりました。では勝手にそうさせてもらいます。皆の者。」


 アルシュが声を掛けたとたん、リュシオルが光輝いた。


「何を・・・・した・・・?」


 突然のことで、リュシオルは動揺してしまった。


「永続契約です。リュシオル様の魂と契約することにより、主人が亡くなった場合、我らも同じようについて行くものでございます。」

「だから死ぬ時も一緒ってわけですわ。」

「うんうん!リュー様と一緒!」

「召喚されない日々を過ごすのも、死ぬのも一緒のようなもの。ならば、あるじと共にいる方が良い。」

「我もだ。」

「というわけです。我らのことも考えてくれましたか?」


 アルシュ達の言葉に、リュシオルの目には涙が一筋流れていた。


「なぜ・・・だ?ど・・・して・・・。」

「まるで死に急いでいる主を見れば分かることです。オーラで見えるので。」


 ヴァイスが締めくくった。







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