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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
特訓編
327/375

~326~

続きです。

「ほぅ・・・。これは何と見事な・・・。」

「なんて綺麗なんでしょう・・・。」


 くぐり抜けた先には見事なシャンデリアが煌々《こうこう》と輝いており、他にもキラキラと輝いていた。


「こちらが玄関ホールになります。」

「なんと!これが玄関ホールと!!!」

「はい。さようでございます。」


 それを聞いた王と王妃は驚愕していた。

 いったいダンスホールはどれほどになるのか想像が出来なかった。


「それでは、我が主の屋敷ツアーにご案内します。」

「あぁ!是非ともお願いする!」

「少しお待ちになって!わたくしは靴を変えますわ!」


 王は興奮していたが、慌てて王妃が靴を変えだした。

 急な行動だったため、不思議に思いリュシオルは声を掛けた。


「どうしたのですか?」

「これほど広いとヒールだと歩き疲れてしまうわ。だから、ヒールのない靴をもしものために持ってきていたのですわ!さっそく履くとは思いませんでしたが・・・。持ってきて正解でしたわ!」


 キラキラとした目をして急いで履き替えていた。


「さぁ!準備できましたわ!行きますわよ。」


 その様子を見て、リュシオルは少し苦笑していた。

 王も王妃も、ほぼずっと人の目を気にして生きて来なければならなかった。

 その中、こういった切り離された空間に来たことで、本来好奇心旺盛だったのか、解放されてハイテンションになっているようだった。


「桜。少し向こうも気になるから見てくる。」

「かしこまりました。お気をつけて。」


 リュシオルは桜に一言、言ってからその場を離れた。


「それでは案内します。こちらが・・・。」


 案内を始めた声を聴きながら城の方に移動した。

 まず初めに、プワソン達の方を見に行った。


「はぁぁぁぁ!!!」


 真ん中では手合わせをしている様子が見れた。


「グロース・ファクトのメンバーは頑張っているようだぞ。」

「クラル様。」

「私も異空間の屋敷に行きたいのだが。」

「クラル様もですか?外の空気を吸ういい機会では?」


 異空間は息が詰まるのではないかと思い、今日はこちらで過ごしてもらうつもりだったのだが・・・。


「残念ながらそうではないみたい。あの空間の方が居心地がいいんだって。」


 バルトが手を降参と上げた。


「そうですか。では、案内しますが、王様は王妃様と共に屋敷ツアーを楽しまれていますよ?」

「構わない。私は図書室に籠るから。」

「はぁ~・・・。わかりました。グローリア様はこちらに残るんですよね?」


 まさか、グローリアも戻りたいと言っているのではないかと思い、クラルに聞いた。


「あいつは今、市場に行っているはずだ。ゴールドとアンブルさんと共に。」

「あ~・・・女子会ですね。わかりました。また様子を見に行っておきます。」

「頼んだ。では連れて行ってくれ。」


 クラルの望んだとおりに、異空間の屋敷への扉を出した。



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