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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
特訓編
312/375

~311~

 練習場に案内してもらうと、そこにはたくさんの兵士が整列して待ち受けていた。


「ようこそ我が精鋭の練習場へ。」

「今日から2日間お世話になります。」

「それでは早速・・・。個人個人の実力を見たいのだが、いいだろうか?」


 プワソンは頷き、提案を飲んだ。


「それでは誰から?」

「私から行きますわ。」


 エクラが前に進み出た。

 エクラは細い剣を胸の前に立てた。


「騎士か・・・。分かったでは、女性だからお前が行け。」


 声を掛けられた騎士が前に出てきた。


「女性相手とか・・・。あまり傷を付けたくないな。」

「あら?気にしなくてもよろしいですわ。最高の癒し手がいますもの。」


 エクラはレオーネの方を向いた。

 それに気づいたレオーネは深く礼をした。


「そうか。では名乗らせてもらう。私は、第2隊のホズンだ。」

「わたくしは、ブルー舞姫プリンセスと申しますわ。」

「青の姫ね。よろしく。」


 中央に出て、礼をした後、構えた。


「それでは始め!」


 騎士隊長の声と共に始まった。

 開始の合図とともに、2人は駆け出した。

 すぐに剣と剣がぶつかる。


「ぐっ!中々力がありますね。」

「え?身体強化をしているのですわ。そんなの当たり前ですわ。」

「中々の実力なのだな。では私も。」


 ホズンも自然に身体強化魔法をかけた。

 その瞬間に、エクラは相手の剣を跳ね飛ばし、距離を取った。


「賢明な判断ですね。身体強化かけたら力の差は逆転する。」

「それはどうかしら?〖セカンド〗」


 魔法語をつぶやいた後、エクラはニヤリと笑った瞬間消えた。


「消えただと?」


 辺りをキョロキョロしたが、エクラの姿を発見することが出来なかった。


「どこを見ていますの?ここですわ。」


 背後から剣を首元に添えた。。


「これは完敗だ。負けました。」

「はい。では、開放して差し上げますわ。」


 スッと離れた後、握手をしてその後・・・。


「どういうことですの?」

「ご無礼をお許しください。あまりにもあなたが素敵だったもので。」

「そう・・・。なら仕方ありませんわ。ですが、求婚するならわたくしより強くなくては・・・ですわよ?」


 握手をした手を持ち直して、手の指を持つようにし、膝をついて手の甲にキスを落としたホズン。

 しかし、そういうことに慣れているエクラは、難なく躱すのだった。

 第1試合はエクラの大勝利になった。


「それでは次は誰が相手だ?」

「今度は俺が出るぜ!」


 前に出たのはリンブルである。


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