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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
特訓編
307/375

~306~

「計画の話に移りたいのだが・・・。」


 あの後から軍会議室に移動していた。


「急な話になりますが、明後日以降・・・から2日お願いしたいのですが・・・。」

「確かに急な話だな。こちらとて、予定があるからすぐには・・・。」

「あら?そんな予定、あって無いようなものだわ。」

「グローリア様・・・。」


 急に開かれたドアの向こうにはグローリアがいた。


「しかし、護衛が・・・。」

「それはシャドーブラックが叶えてくれるわ。でしょ?」

「もしかしてですが・・・。」

「そうよ?だめかしら?」

「はぁ~。分かりました。」

「そう言うことか説明していただけますか?」


 騎士たちは何を言っているのか分からず、グローリアに質問を投げかけた。


「知らないと思うから言うけど、私の匿ってい貰っているところよ。」

「安全なのですか?」

「ええ。最も安全な場所で、最も優れた場所よ。」

「そこまで言われるのであれば、予定を崩させてもらいます。」


 そう言うと、紙を取り出し線を引いていった。


「それならば、明後日から行うことが可能になった。どうする?」

「ではそれでお願いします。」

「わかった。次はシャドーブラック殿。その安全なところへの行き方ですが・・・。」

「一瞬だから気にしないでください?」

「へ?」

「異空間に行くだけだから、旅路の支度もいらないですね。何なら侍女もいらないです。」


 兵士たちは驚いていた。


「もう雇っているのですね?」

「ん?前からいるよ?」

「そうですわね。1人侍女と執事がいるぐらいですわね。」


 グローリアも会話に参加してきた。


「それでは足りないではありませんか!」

「わたくし1人で問題ないです。ご主人様。」


 そこに現れたのは桜であった。


「何者だ!」

「そうカリカリしないでくださいませ。申し遅れました。私、シャドーブラック様のメイドの桜と申します。王族の方お世話をさせていただきます。」


 桜はカテーシーを華麗に行った。


「それより、どこから現れれたのだ?」

「もちろん異空間から呼ばれた気がして出てきました。」

「それって・・・。」

「えぇ。メイドの嗜みですわ。」


 にっこりと答える桜。


「そこまでの能力があるようだが、我が城のメイド長の試験を受けてからにしていただきたい。」

「それは!願ってもいないことです。こちらからお願いしたかったことです!」


 桜は目をキラキラさせていた。

 その目を向けられた、騎士団長はたじろいでいた。


「おぉう・・・。では・・・。」

「お呼びですか?」


 入ってきたのはメイド長である。


「呼ぼうとしていたのだが・・・。さすがだな。」

「メイドの嗜みですわ。おや?」


 メイド長はすぐに桜に気づいた。


「あなた様が最高のメイド長でございますね。その身のこなし・・・。勉強になります。」

「あなた・・・。いいわね。少しお預かりしても?ほんのこの子でしたら1刻ほどでしょう。」

「お褒めにあずかり光栄でございます。」

「結構!それでは行きますわよ。」

「はい!師匠!」


 メイド長と桜は颯爽さっそうと部屋を出ていった。

 それを部屋にいる皆が唖然あぜんとしていた。



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