~302~
いや~。だいぶ暖かくなってきましたね。
暖かくなると花粉が飛ぶので困りますね^^;
今はヒノキ?みたいなのでヒノキ花粉症の方はお気をつけて^^
では続きをどうぞ!
荷物を置いた後、早速王城に向かうこととなった。
行くのは、クラル・グローリア・リュシオル(ギルドバージョン)、そしてプワソン(ギルドバージョン)である。
「クラル王子、グローリア王女、影の黒様、稲妻の刃様がお越しです。」
「・・・・・どうぞお入りください。」
少し間を開けた後、返事がドアの向こうから返ってきた。
中に入ると、軍の責任者と、騎士団長が立っていた。
奥に進み、王の玉座から2メートルの所で膝を着き、頭を下げた。
「よく参った。顔を上げよ。事前に少し話は聞いたが、どうしたいのだ?」
王より、言葉を掛けられグローリアが代表して声を出した。
「はい。わたくしからの提案なのですが、ここにおられるシャドーブラック様のご友人のライジングブレイド様のチーム、グロースファクトの方々が特訓をすると聞きまして、それならば、我が軍との手合わせはどうかと提案した次第でございます。」
「そうか・・・。実力のほどはどうなのだ?」
「それは、つい先日になります学院襲撃の時のことをみれば一目瞭然でございます。」
「報告を。」
宰相の方に確認のため王は声をかけると、すぐに宰相が答えた。
「はい。記録を見ましても、目まぐるしい活躍をされています。」
宰相は満足そうに紙を見て答えた。
「そうか。シャドーブラックよ。十分な戦力か?」
「はっ!問題ないと思われます。」
最後に王はリュシオルにも確認をし、答えに満足そうに頷いた後、決定を下した。
「そうか。では、認めよう。騎士団長。」
「はっ!」
「後は、そちが日程等決めるのだ。」
「かしこまりました。」
それを聞いた騎士団長は深々と礼をした。
「それでは、ブラック殿、ブレイド殿、別室にて予定を詰めましょう。」
「わかりました。」
「では、王子と王女には護衛をお付けします。」
「私どもでは不安だというのか?!」
近衛の兵が少し声を荒げた。
それを王が手を出し、静止させた。
「お前たちのことは信頼している。だが、戦力の分はあちらにある。」
「しかし・・・。」
「では、少し手を合わせてみてはどうだ?」
「へ?」
王より突然戦えと言われてしまった。
「シャドーブラックよ。構わぬか?」
「はい。では、こちらからは強い順に1番と2番を出せばいいでしょうか?」
召喚獣の強さの順に出そうということだった。
しかし、王は首を振った。
「いや。1番と下位を出してくれ。」
「なぜです?」
「実力差があって下位が護衛した時に困る実力が伴っていなければ無理であろう?」
「そうですね。では、アルシュ・ジェイド。(本来の姿で。アルシュは少し小さめで。)」
そう言うと、金のキラキラしたエフェクトと伴ってアルシュが。
緑色の風の渦を出しながらジェイドが現れた。
「え?なんでその演出?」
「その方がかっこいいと思いまして。」
「良くなかった?」
「はぁ~・・・。あれに影響されてだね・・・。いいよ。あれぐらいなら。」
まさかの戦隊ものの影響を受けてしまっていた。




