~301~
300話突破ですね!
ここまで続くとは思っていませんでした^^;
突然現れたグローリア。
「なぜ軍が出てくるのですか?」
「え?特訓するのでしょ?でしたら合宿ではありませんか!」
声高々に、拳を天高く突き上げてグローリアは言い放った。
「ん~。それもいいけど、リュシオルの所でって思ってたんだけど・・・。」
「そうだな・・・。それが一番いいと思うんだが・・・。グローリア様?」
ベリエとプワソンが軍と特訓しないと言い始めてから、グローリアの顔が曇り・・・。
とうとう涙を溜め始めた。
「そんな・・・。いい特訓になると思いましたのに・・・。子飼いのいい腕した者とかいるから手合わせにいと思っていましたのに・・・。」
クスンっと鼻を鳴らしながら、訴えかけてきた。
「えっと・・・。プワソン何か言いなさいよ・・・。」
「あ・・・う・・・その~。」
「う~・・・。なんです?」
しどろもどろしながら、プワソンが話しかけた。
「グローリア様の御心は嬉しいのですが・・・。」
「プワソン・・・。」
グローリアに話しかけ始めた所、リュシオルに止められた。
「確かにオレの所に来たらよりいいかもしれないが、集団戦をするのであれば最適じゃないか?確かに人と魔物は違うけど、いい訓練になると思うよ?」
「確かに・・・。言われてみればそうかもしれない。」
リュシオルに言われ、ハッとなったプワソンは乗せられてきた。
「それに、人が多いなら、得意な相手とか苦手な相手がいるしね。」
「そうね・・・。相手は選べないのが本当だから、何でもこなせるようにならないといけないわね・・・。」
ベリエも傾いてきた。
「それに、軍は人が多いから訓練で怪我する人が多いから治癒魔法の聖地だし。」
「そうですね。じっけ・・・訓練に最適ですね。」
レオーネも賛成のようだが、少し怖い言葉が混じりそうになっていた。
「それと・・・。」
「わたくしは元々賛成のつもりでしたので、考えなくてもよろしいですわ。」
にっこりとリュシオルの方に近づき、肩に手を置いた。
「なら決まりだね。だけど、集団戦は2日だけして、後はこっちでってことでいいかな?」
「構いません。軍の訓練にもなりますし、プワソン達の訓練にもなりますしね。」
グローリアに同意を貰い、2日間、集団戦の訓練を行うこととなった。
「それでは、早速連絡を入れなくては・・・。」
「休暇が明後日だから、明後日から2日だと嬉しいかな?」
「わかりましたわ。お父様に掛け合ってきます。」
「グローリア様、お待ちください。一人で行かれると・・・。」
「あ・・・。いけませんわ・・・。いつもの癖で・・・。」
「この後一緒に行きますので。一度寮に帰って、荷物を置きに行きましょう。」
荷物を持ったまま、制服のままではなく着替えて行くことになった。




