~299~クラル②
本を用意してもらって、数時間経ったのであろうか?
そんなに経っていない気がしていたが、サクラさんが迎えに来た。
「クラル様。そろそろお食事の時間になります。」
「そんなに経っていたとは・・・。まだまだ読み足りないというのに・・・。」
「でしたら、一冊持って行かれてもよろしいですよ?」
「いいのか?」
「はい。書の方に言っていただければ大丈夫です。」
いいことを聞いた!
部屋に帰っても読みたいと思っていたところだったからちょうどよかった。
「ナニカゴヨウデスカ?」
「この本を部屋で読みたいのだが・・・。」
「デハ、コチラニオイテクダサイ。」
言われたとおりに、手?に乗っけると、目から光が出てきた。
「スキャンシマス・・・・。ドウゾ。」
「それだけなのか。簡単だな。」
「それでは、お食事の席にご案内します。」
食事を終えた後、すぐにでも本が読みたかったから部屋に帰って本を読み続けた。
ここは、夜になっても明かりが切れることがなく、読み続けることが出来る。
そのせいか、遅くまで読んでしまった・・・。
それにしても、ここの本は凄い!
知りえなかったことまで、事細かに書かれていることなんてあるだろうか?
これは、リュシオルに感謝だな。
それにしても喉が渇いてしまったな。
「たしか、下に飲み物が置いてあると言っていたな。」
飲まずにいるのも眠れないと思ったので、飲みに行くことにした。
すると、少し音が漏れている部屋があった。
普通なら防音がかかっているから音漏れがないと言っていたが、少し開いていたために漏れていたようだ。
水を飲みに行く前に少し覗いてみることにした・・・・。
「ふっ!はっ!っっ!」
部屋の中にいたのはリュシオルであった。
それもここは、鍛錬をする部屋。
こんな夜に、相当量の汗をかきながら鍛錬していた。
「くっ!はぁ~~~。」
見ていると、ゆっくりと倒れていった。
よほど長い時間していたのだろうか?
しかし、夕食を食べた後、風呂を入れ替わりに入ったが汗まみれになっていなかったと考えると・・・、その後のようだ。
それでもゆうに5時間は超えているだろう・・・。
私も本を読みすぎるぐらいだから。
このまま見ていると気づかれそうだから、そおっとしておこう。
そして、水をと思っていると、サクラさんが現れた。
「どうされましたか?」
「喉が渇いたから水をと思って。」
「そうですか。では、水の代わりにご用意いたしますので、少しお待ちください。」
サクラさんに待っているように言われたので、少し待つと、いい匂いのする暖かい飲み物を持ってきてくれた。
「蜂蜜ホットミルクです。こちらをどうぞ。」
「ありがとう・・・・。ホッとする味だな。」
「安眠効果がありますので。そちらを飲んだ後、ベットでゆっくりを目を瞑るとよく眠れますよ。」
「ありがとう。」
部屋に到着すると、もう目がとろんとしてきた。
ポカポカといい暖かさを体にもたらし、眠たくなってきたようだ。
明日も本を読まないと・・・。




