表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
護衛編
288/375

~287~

 紅茶を飲んで待っていると、すぐにギルドマスターが帰ってきた。


「お待たせしました。」

「意外に早いですね。結局どうなったんです?」

「だめだったのだろうか?」


 クラルは意外に早く帰ってきたことにより、ダメだったと思ったらしい。


「案外早く決着付きました。結論は、カードを発行しても良いということになりました。」

「え?いいのか?」

「はい。3人のギルドマスターと王より許可が出ましたので。」

「父上が・・・。」


 意外にも王が出てきて進言していたようだった。


「ではわたくしにも発行してくださるの?」

「はい。王女様。」


 王女にも許可が出たようだった。


「それで?もしかしてだけど・・・。」


 リュシオルはなんとなく察し、問いかけると・・・。


「お察しの通りですね。クエストもと。報酬は追加でということだ。」

「はいはい。分かりましたよ。」

「え?何の話です?」


 マスターとリュシオルの間のやり取りに疑問を持ち、王女が質問をしてきた。


「説明させていただきますと、登録をして、依頼も受けることが出来るということです。」

「え?私たちでは無理なのでは?」

「もしかして、シャドーブラックが?」

「そのもしかしてです。付き添いでならと許可が出ましたよ。」


 それを聞いた瞬間、クラルとグローリアはハイタッチをしていた。


「では、鍛錬した成果を試せるのか?」

「国のためになるのですか?」

「それはお心次第ですよ。それに依頼は何も討伐ばかりではありません。家のお手伝いや、ちょっとしたお手伝いまであります。」

「そうなのか・・・。」

「奥が深いのですね。」


 うんうんと頷いて説明を聞き入る。

 それから、カードを作るための手続きを始めた。

 ギルドの説明を受け、その後、カードを発行してもらうまで、話をすることに。


「クラル様はなぜ冒険者に憧れたのですか?」

「話をすると、恥ずかしいのだが本で読んで・・・な。」

「なるほど。冒険ものを読んでってことですね。」


 少し照れながら、話をしてくれた。


「男の子の憧れですもんね。」

「カードが出来ましたよ!!」


 話をしているところをぶった切ってシフラが入ってきた。


「中々なぶった切り方だな。」

「そんな褒められても~。」


 シフラはクネクネしながら答えた。

 周りが白い目で見ているにも関わらずである。


「それではこれがカードになります。ご確認ください。」


 手渡されたカードを見てみる2人。

 しかし、不思議そうに見ていた。


「これ・・・違いますわ・・・。」


 グローリアはカードを見て、つぶやいた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ