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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
学院祭襲撃編
278/375

~277~

「この線はどれかの地図に当てはまるってことだな。」


 核心を突くような質問をツインズにするがはぐらかされてしまう。


「そうかもしれないし、ハズレのかもだよ~。」

「私たちが与えれるのはそのヒント。会っているかどうかもわからないようなね~。」

「ほんとは兵士さんに渡す予定だったんだ。」

「君たちの方が早く来たから予定が変更になったんだよ~。」

「「ツインズ慌てて出動~って!」」


 最後は声を揃えて言ってきた。

 まるでこのツインズは道化師のようだ。


「それは申し訳ないことしたな。」

「「べつにいいよ~。楽しかったし。」」


 予定を狂わしてしまったみたいなので、敵であったが素直に謝ると、気にしていないようだった。


「そろそろおうちに帰ろうかな~。」

「うんうん帰ろ~。甘いものが食べたくなってきた。」

「またクイーンにおねだりしよ~。」

クイーンも誘ったらいっぱい出てくるかな?」

「じゃあ、善は急げだね!」

「「お兄さんたちバイバイ!」」


 凄まじい速さで予定を決めて、嵐のごとく帰って行った。


「あれだけ自由だから組織でも上の方に行けるのだろう。」

「あれを自由と呼ぶか、無鉄砲と呼ぶかは・・・。ねぇ・・・。」


 残されたグロース・ファクトは何とも言えない状況だった。


「おれ達も帰ろうか・・・。」

「そうだな・・・。」

「ディン。」


 リンブルはディンを呼び出して、帰路につくことに。


「来た道を帰っていかなければですわね・・・。」

「ただの迷路だからな・・・。ダンジョンなら転移陣があるから一瞬で帰れるけど・・・。」

「でも、まだ階層が少なかったからよかったです。」

「帰りが一番つらいわね。」


 よろよろとしながらディンの案内で歩き始める。


「それにしてもこれは何に当てはまるのだろうか?」

「地図も様々な種類がありますものね。全てを合わす気でいなければならないですわ。」

「どれだかあるか分からない程よ?どれか当てはまるのだろうと思うけど、途方もない数ね。」

「それは後は、上に任せるしかないだろう。」

「官僚が悲鳴を上げますわね。」

「私には関係ない悲鳴ね。」


 中々なことを言っているメンバーである。

 この後は、あのぷにぷにした迷路で一晩睡眠をとり、外に出た。


「う~ん!長い間籠っていた感覚ね。」


 ベリエは出た後、伸びをして体を解す。


「実際に長い間籠っていたからな。日の光が目に染みる。」

「わたくしはお風呂に入りたいですわ。長い間拭くだけでは満足できませんわ!」

「そうですね。さっぱりしたいです。」

「私もよ・・・。髪もバサバサだわ。」


 不満が少し出始めてたので、さっさと寮に帰った。




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