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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
学院祭襲撃編
275/375

~274~

 白い空間には境界線が無いように見えて、すぐに一歩が出なかった。


「これって・・・。こわいわね。」

「足がすくんでしまいますわ。」

「上も下も分からなくなってしまいそうだ。」

「壁伝いに歩いていくしかなさそうだ。」


 壁を探し、一列になって進むこととなった。

 しかし、角がなく、どこをどう進んでいるのか分からなくなってしまった。


「皆さん・・・。少し止まってもらえますか・・・。」

「どうしたのレオーネ?」

「申し訳ありません・・・マッピングが不可能です・・・。」

「・・・そうか・・・・。仕方ない・・・。このまま進もう・・・。出来る限り記入は続けてくれ。」

「分かりました。」


 プワソンの指示により、マッピングは続けられた。


「あ・・・あそこに箱がありますわ。」

「ほんとだ。」


 箱に近づくと、ポツンと一つだけ置いてあった。


「次は[と]か・・・。」

「何文字あるのかわかりませんが、後もう少し集まらないと出来ないですね。」

「進むのが怖いですわね。」

「ここまで来たなら最後まで行こうぜ。帰りは何とかなるぜ。ディン!」

「わふっ!」


 リンブルはディンを呼び出した。


「ディン。匂いで帰りを案内できるか?」

「わん!!」

「ということだ。だから安心しなレオーネ。」

「助かりました・・・。」


 匂いで帰りを保証した。


「じゃあ、探索しますか!」

「わふ!」


 また歩いていくと、箱を見つけた。


「また箱がありましたわ。中身は[下]。」

「これで、じ・は・地・と・下ですわね。」

「地と下は地下となりますね。」

「じ・と・はってことは、アジトはってことかしら?」

「可能性は高いですね・・・。」


 すると、またツインズの声が聞こえてきた。


「すごいね!」

「すごいすごい!!」

「あと一文字あったのにわかっちゃったんだね。」

「まだ悩むかと思ってたけど、すぐだったね!」

「ヒント残して答えた君たちにご褒美だよ~」

「ご褒美ご褒美!」

「次に見つける箱の中身は、アジトご招待のチケット!」

「やったね!私たちのおうちにご招待!」

「でも、少ない人数にしてね?」

「たくさんは入りきれないよ?」

「じゃあ、残り頑張って探してね~。」

「がんばれ~。」


 一文字残したまま答えを導き出したことにより、残りの箱が招待チケットになったらしい。

 持っていることでどうなるのか全く分からないが、探す価値のあるものだということは分かっているので、気合を入れて探すことに。


「チケットさえ手に入れば何とかできそうだな。」

「最大のヒントだ。これは是非手に入れなくてはならない。」


 さらに奥に進んだ。






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