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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
学院祭襲撃編
274/375

~273~

 リンブルとエクラを起こし、今度はプワソンとベリエが仮眠を取ることに。

 特に喋ることもなく時間が過ぎて行っていたが、エクラがやっと口を開いた。


「文字が出てきましたが、何の文章が出来るのでしょうね・・。」

「・・・今の所分からないな・・・。」

「まだ3文字だけですものね。ここは見つからなそうですし、次の層になりそうですわ。」

「それにしても、ここは休憩するにはいいけど、歩くとここまで疲れるんだな。」

「そうですわね・・・。」


 その後も会話が続かずに、黙り込んでしまった。

 そして手持ち無沙汰になったのか、おもむろにエクラはリンデを召喚した。

 召喚した後、おもむろにリンデをブラッシングし始めた。


「意外と毛が抜けますわね。」

「にゃ~ん。」

「気持ちいい?」

「にゃん!」


 リンデに話しかけながら、丁寧にブラッシングを施した。


「そのブラシ・・・どこで買ったやつだ?」

「これは、いつもの所でしたててもらったものですわ。」

「リンデの毛艶すごくいいな。」

「そうでしょ?オイルも使ってマッサージも施しているのですわ。」

「すごい貴族対応だな・・・。」

「だって可愛いんですもの・・・」

「まぁ・・・確かに可愛いな。」

「そう言えば、ディンにはブラッシングしてあげてますの?」

「たまにだがブラッシングしてるぞ。それに、洗ったりするが逃げられたりするからな・・・。」


 召喚獣の話で盛り上がって、時間は流れて行った。

 時間になり、全員を起こして準備をし、出発した。


「グルグルと回る感じで気持ち悪くなってきましたわ・・・。」

「このフヨフヨした感じで平衡感覚が狂いそうだ。」

「早く抜けないとまずいですね・・・。」


 体の危機感を感じ、自然と歩みが早まって行った。

 すると、奥に暗闇が見えた。


「あそこから降りられそうだな。」

「出来るだけ急ぎましょう。マッピングは終わってますので。」


 足早に階段を下りて行った先には、今度は真っ白な空間だった。


「今度は白い空間か・・・。」

「感覚が狂わされますわ。」

「ここなら残りの文字を見つけられそうだな。」


 すると、くすくすと笑い声が聞こえた来た。


「楽しんでる?」

「楽しい?」


 小さな子の声が聞こえてきた。


「誰だ!?」

「私達?どうしよっかな~。」

「どうしよっかな~。でも、知らないと呼びにくいよね?」

「うんうん。そうだね。あの子たちは嫌だね。」


 2人いるのだと、グロース・ファクトも気が付いた。


「仕方ないから教えてあげる。」

「そうそう教えてあげる。」

「「私たちはツインズ!」」

「じゃあ、そこで最後だから頑張ってね~。」

「頑張れ~。」


 言うだけ言って、どこかに消えて行ってしまったようだ。


「姿は見えなかったが、声からして小さな幼子のようだが・・・。」

「組織の人間でしょうね・・・。」

「でも、この迷路の意図が分かりましたね。」

「子供の遊びでヒントがもらえるてことだな。」

「小さなヒントだけどな。」

「それでも、今まで見つからなかったのだから成果だと思うぞ。」


 一歩前進した成果のために残りの層も頑張ることとなった。




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