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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
学院祭襲撃編
273/375

~272~

 壁をコンコンと叩き、下に続く道を探す。


「ここは何もなかったですわ。」

「ここは・・・お!なんか書いてあるぞ?」

「何が書いてあるんだ?」

「えっと~[じ]って書いてあるぞ?」

「こちらも見つけましたわ。[地]」

「こっちにもあったぞ![は]って書いてある。」


 隠し扉から見つかったのは、文字の書かれた石だった。

 次々と見つかり、手元には3つの文字が集まった。


「じ・地・はが見つかったと・・・集めると文章が出来上がるってことだと思うが、これでは何かわからないな。」

「まだ文字が見つかるということですわ。」

「そうだな。とりあえず次の階段だ。」


 またコンコンと鏡を叩き、扉を見つける。

 ハズレも多かったが、やっとのことで階段を見つける。


「ハズレが多すぎる・・・。まぁ~所々宝箱的な中に薬草は入っていたが・・・。」

「ほんとに何なのでしょうかこの迷路・・・。」

「遊ばれている気がするのは気のせいでしょうか?」


 実際に人を小馬鹿にしたような迷路のように感じられた。

 しかしながら、気になる文字も出てきたことにより、進まざるを得なくなってしまった。

 階段を降りると、次はグニグニとした地面だった。


「いよいよバカにされてきたな。」

「そうね。これは進みにくいわ・・・。」

「跳ね返って少し面白いですわ。」


 不思議な感覚でその感触を楽しんでいた。

 しかし、すぐに切り替えて進みだした。

 数十分後・・・。


「これ・・・思った以上に足にきますわ・・・。」

「半端なく疲れた・・・。」

「これ以上進んでも疲れるだけだから、いったん休憩しよう。」

「そうね。ここでなら体が痛くならずに仮眠をとれるわ。」


 一旦探索を中止し、休憩することにした。


「簡単に食べて仮眠をとりましょう。パンにはさんだ物ですけど、これで済ませましょう。」

「すぐに仮眠をとって、また再開する。」

「順番に寝ますが、誰から寝ますか?」

「先にリンブルとエクラとレオーネが寝てくれ。特にレオーネは最後まで寝て回復に努めてくれ。」

「え・・・なんで?!」

「回復担当のレオーネにしっかり休んでもらわないと何かあった時に困るからだ。」

「そうね。私たちの命綱だもんね。」


 皆も納得したのかうんうんと頷いていた。


「ではお言葉に甘えまして・・・。皆さんありがとうございます。」

「じゃあ、寝ますか。」


 ベリエとプワソンが起きて番をすることになった。


「寝たわね・・・。ねぇ・・・。プワソンはどう考える?この迷路。」

「そうだな・・・。誰かが意図して作ったように考えれる。しかもこれは見つけてもらうためにって感じだ。」

「そうなんだよね~。これって誰かが見て楽しむためにって感じだわ。ほんと趣味悪い。」

「こうも考えられる・・・。子供の作った遊び場の様だ。」

「そうね・・・考えることが幼稚すぎる気がするわね・・・。」

「とにかく残りの文字も探してみないと分からないな・・・。」


 ため息をつき、一息ついた。



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