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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
学院祭襲撃編
271/375

~270~

 グロースファクトはというと・・・。

 次なる目的地に来ていた。


「中々遠くまで来ましたわね・・・。学院が始まるまで捜索時間を考えても、ギリギリになりそうですわ。」

「ここを探索した後、王都に帰ろう。学生であることも忘れないようにしなくては。」

「捜索も出ているはずだから、私たちはお手伝いって形ですもんね。」

〘僕たちはどうしたらいい?〙

「一旦戻ってくれるか?」

〘はぁ~い。〙


 そう言うと、フィグ達は契約石に戻っていった。


「ここの情報は?」

「はい。ここらへん一帯は魔物が多く、異常だということ・・・。それと、怪しい人影が入るのを見たという情報が1件だけありました。」

「情報的には信ぴょう性から確率も低いと・・・。調べてみる価値はありそうだな。」

「せっかく来たんだから、隅々まで見て回ろうぜ。」


 深くなっている森の奥に進んでいくと、段々と森の雰囲気が変わっていった。


「おいおい・・・。これって・・・。」

「あぁ。まさかの報告漏れかと思うぐらいひどい状況だ。」

「こんなことになっているのに報告がないなんて・・・。」


 森の木の葉っぱはなく、枯れ果てていた。

 地面は草一つ生えていない。

 なのに、薄暗く先が見えない。

 明らかにおかしかった。


「これは、心して進まないと・・・。警戒を怠らないように。」

「「「「「はい!」」」」」


 さらに奥に進むと、洞窟のような地下室のようなよくわからない穴が現れた。


「こんな穴があったなんて・・・。」

「危なければすぐに撤退する。すぐに撤退できるように脱出経路は確保するように。」


 みな頷いて返事を返し、奥に進んで行った。

 中は少し明るく、見えないほどではなかった。

 進んで行くと、まるで迷路みたいだった。


「ここは行き止まりだったから、戻って次は反対に進みます。」


 マッピングして気づき、迷路探索に切り替えていた。


「人を小ばかにしているのか?ここは。」

「どうでしょう?進んでいますが、魔物は一切現れていません。おかしいと言ったらおかしいですが、何かの意図があるように思えます。」 

「とりあえず進んでみるしかない・・・。」


 黙々と進むと、1つの扉に出くわした。

 扉には何か文字と数字が書かれていた。


「何か書いてあるわ・・・。」

「この問題を解け?!計算問題だ!」

「これは何かの試練なのでしょうか?」


 書いてあったのは計算式。

 答えの選択肢が5つあった。


「とりあえず解いてみるしかない・・・。答えはこれだ。」


 答えの数字に手を当てるが、何も起こらなかった。


「もしかして、魔力を流すのではないでしょうか?」

「やってみよう。」


 レオーネの見解通り、魔力を流すとどこからか音が聞こえてきた。


「正解の様だな。もしかしてこれが続くのか?」

「かもしれませんね・・・。」


 迷路はまだまだ続いている。




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