表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
学院祭襲撃編
258/375

~257~

 王城で捜索隊の行く場所が決まった頃、グロース・ファクトは森の少し奥の開けた場所に来ていた。


「ここらへんでいいか。確認だが、ここで出してからギルドでのことを確認。それから・・・。」

「変装していることも教えるってことね。」

「それじゃ、全員出してくれ。」


 石をコンコンと3回指先で叩き、先ほど仮契約した騎乗獣達を出した。


〘呼ばれて・飛び出て・・・どーん!〙

〘なにそれ。意味が解らない。〙

〘静かに出られないの?〙

〘お呼び~?〙


 様々なコメントが飛び出しながら、出てきた。


「入ってもらってすぐに呼び立てて申し訳ない。」

〘気にしないで~。何かあるんでしょ?〙

「さすが君は分かっていたか。」

〘伊達に君を選んでいなってことだよ。〙


 プワソンのパートナーである狐は分かっていたようだった。

 分かっていないものを含めて、詳しく説明することとなった。


〘・・・なるほどね~。じゃあ僕たちは君たちがギルドで活動しているときと、本来の姿の時は人目がない時にってことだね〙

「分かってくれたみたいでよかった。」


 皆、顔を合わせ頷き合った。

 そして代表して、ベリエが。


「それじゃあ、ここに来るまでに考えてた名前を言っていいかな?」

〘名前考えてくれてたんだ~。〙

「もちろんですわ。ではベリエから発表ですわ。」


 ベリエはパートナーのほうに向き、名前を発表した。


「あなたの名前は、イリス。」

〘僕はイリス!これからよろしくね。〙


 名前を命名した後、血を付けて契約がなされた。


「それじゃあ、次々といこうか。君はフィグ。」

〘これからよろしくね。プワソン。〙

「あなたはジェルムですわ。」

〘いいセンスしてるじゃないか。〙

「お前はノワイエだ。」

〘あいあいさ~。〙

「えっと・・・リラって名前はどうかな?」

〘可愛い名前です。ありがとう。〙


 順番に命名が終わり、本契約がなされた。


「それでだが、さっそく仕事にかかりたい。」

〘いいよ~。だけど準備できているの?〙

「それは終わっている。」

〘何も持っていないようだけど・・・。大丈夫?〙

〘ほんとだ~。人間は食料とか持っていくんじゃないの?精霊さんから聞いたよ~?〙


 フィグとノワイエから不思議そうに聞かれた。


「この袋に魔法がかかっていて、この大きさよりたくさんの物が入るんだ。」

〘それって高価じゃないのか?〙

「大切な友人が作ってくれたのだ。大切に使っている。そして、その友人が今必死に探してくれているから、少しでも近づこうと思ってな。」

〘なるほど・・・。強い思いがあるんだね。僕たちも協力するよ!〙


 騎乗獣達も賛成してくれた。


「その前に、あれ見せといた方がいいんじゃない?」

「そうだな。皆に見てもらいたいことがある。」


 そう言われ、騎乗獣達がこちらを見た後、仮面を付けた。


〘すごいね~。〙

〘わぉ!そんなことが出来るんだね!〙

〘本質が変わっているわけでないから大丈夫。〙

〘匂いも変わっていないから大丈夫だね。〙

〘その姿も可愛いですね。〙


 ギルドでの活動するときの仮面を被って見せてた感想だった。

 そして、騎乗獣達にとって髪の色が変わっただけはあまり、気にならないようだった。


〘じゃあ、もう出発?〙

「そうだな。乗せてくれるか?」

〘もちろんだとも!〙


 皆はそれぞれのパートナーにまたがり、最初の目的地まで移動したのだった。



名前がやっと決まりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ