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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
学院祭襲撃編
255/375

~254~

 最後はレオーネである。


〘初めまして、可愛い人。〙

「ありがとう。あなたもモコモコして気持ちいいわ。」

〘それは光栄だ。毛並みがモコモコなのを褒められるのは、僕の種族では名誉なことなのさ。〙

「それはよかったです。それで、私と契約してくれますか?」

〘それはもちろんだよ。〙


 このペアも契約することになりそうだ。


「話は終わったみたいですね。では契約の話に移りたいと思います。あの子を連れてきて。」

「クキャ!」


 バサバサと飛んで行ったが、すぐに帰ってきた。


「クキャキャ!」


 羽の手を上げて、連れて来たよと言う感じに言っているようだった。


「ありがと。ではこの子より説明を受けてもらいますね。」


 そう言って現れたのは、半透明の人間の様だった。


「私はここにいる契約の精霊。契約の意思があり、双方が承諾した場合のみ成立する。まずは、あなたから契約の儀式をしましょう。」


 まず最初はプワソンからだった。


「まずはあなたの魔力を少し抽出する。」


 プワソンに手をかざすと、ス~っと魔力が精霊の方に流れて行った。

 精霊はその魔力を圧縮し、石のように固めた。

 すると、宙に巨大な魔法陣が現れた。


「この魔法陣を付与するためもう少し魔力を抜くぞ?」

「はい・・・っく!」

「そなたの魔力もだ」

〘いいですよ~。〙


 さらにプワソンは魔力を抜かれ、契約する方も魔力を抽出される。

 魔法陣が輝いた後、魔力で作られた石に吸い込まれた。


「これで契約がなされた。どこに着ける?」

「え?どこにでもつけられるのですか?」

「そうだ。装飾にすることも、体に埋め込むのも可能だ。」

「違いはあるのでしょうか?」

「説明を忘れていたな・・・。装飾にする場合は軽い加護。後、付け替えることが出来るぐらいか。直接は多大な恩恵があるかわり、手の甲に着けた場合、取り外しが出来なくなるかな?しかし、ここに来れば付け替えてやることも可能だ。」


 少しのデメリットしかないのであれば、直接つけることがメリットのように感じられた。


「あぁ~後は、心のつながりが直接つけた方が強くなる。」

「というのは?」

「感情などのつながりが出来て、喜怒哀楽などが通じ合うことになる。」

「それぐらいなら問題ないな。私は直接つけてもらおう。どこがオススメだ?」

「出来れば服から出せるところがいいな。腕や手の甲・・・喉のしたの所・・・額とかもあったが?」

「では、私は手の甲にしよう。」

「こちらに来い。」


 傍に行くと、付けるほうの右手の甲を差し出した。

 精霊がブツブツと呟き、終わった後、魔力の石は手の甲に付いた。

 そして付いた石を見ると、1つではなく小さいのが広がったり、刺青のように線が入ったりして綺麗な装飾になっていた。


「これは珍しいな。そなたの魔力に反応してこのようになったようだ。誇るがよい。それはよいことだ。」

「ありがとうございます。」


 そして、順番に契約となった。

 ただ、プワソンの様には皆はならず、形を変えた石1つと、刺青だけだった。


「仕上げは、双方の血をその石に垂らし、名づけをして終了となる。今は仮契約といったところだな。では、私はこれで失礼する。」

「ありがとうございます。残りは私が説明しておきます。」

「お願いする。ではまたな。」


 女の子に任せて精霊は消えていった。


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