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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
始まり
2/375

~2~

・・・・・・・起きて・・・

・・・さあ・・・目を・・・覚まして・・・


「はっ!!」


 悠璃は声が聞こえたような気がして目を覚ます。

 体を起こし、周りを見渡すと真っ白な空間で何も無い。

 ただ白い空間に一人いるだけだった。


「ここはどこ?!あれ・・・私なにしてたんだっけ??」


・・・君は死んだんだよ・・・・


「誰?!どこにいるの?!」


 辺りを見渡し探すも誰もいない。ただ声が聞こえるだけで他の音は何もしなかった。


「(なにこれ・・・何も無いし・・・声も聞こえるけど誰もいない・・いったいどこよここは?!)」


 心の中でブツブツとつぶやいていると・・


・・・・詳しく説明しましょう・・・・


「え?!今喋ってないんですけど?!どういうこと?!」

 

 心の中でつぶやいただけなのに相手は話の内容が分かっているみたいだった。


「もう気持ち悪くて仕方が無いから姿を現してくれ・・・」

 

 悠璃は悲壮な声で相手の出現を願った。

 すると悠璃の前で小さな光の玉が現れ、段々と大きくなり人の形をとっていき、最後には少年?少女?ぐらいの大きさで光は止まった。


 「これなら話しやすいですか?」


 目の前の光はそう答えた。


 「え?ま・・まあ話しやすいと言えば話しやすいけど、あんたは誰?」


 とりあえず、目の前に現れてくれたのだから正体は聞いておかなければと思い質問をしたのだが・・・


 「ま~あなたたちの世界で言えば『神』って言えば通じるかな?」

・・・・・

・・・・

・・・

・・

「え~~~~~~!!!!!」


 空白の時間が終わったと思ったら、あまりの大音量の声に目の前の光は耳を塞ぐそぶりをした。

・・・耳があるのか分からないが。


「え?どういうこと?じゃあ死んだってこと?あ~あんだけ痛かったらそら死んでるよな~。で、私はどうなるのでしょうか?このまま天国または地獄に行くので?違うか・・・輪廻の輪に入る感じですか?」


 悠璃は質問をしようとして、結局自己完結をして先の話をし始めた。


「くくくっ。あなたは面白い。死んだことを受け入れて尚且つもう次の話をする。最近は「そんなはずは無い!」や「きたこれ!転生チートだろ?!」と様々なことを言う人間ばっかりだった。認めなかったり、普通に死んだりしたものが転生したいとか無理でしょう?」


 神と名乗るものはそう話してくれた。


「やっぱり・・・そんなうまい話はないと思ってたし、普通にこのまま『私』の存在は消えるだけだね」


 うんうんと頷きながら悠璃は納得していた。


「それがね・・・あなたは本来死ぬ予定ではなかったのですよ・・・ほんとに申し訳ないことをした。」


 突然、目の前の光は日本人のよく知る土下座をしだした。

 しかもジャンプ付きでだ。


「は?どういうこと?じゃあ私は死ぬ予定じゃ無かったってこと?マジか・・・」

 

 唐突の告白に、予定じゃなかったと聞かされて悠璃は力が抜けたように座り込んだ。


「いや~まさか遊んでいる私があなたのような大きい人間にはっきりと認識されるなんて思っていなくて、それに私は神ですしトラックが当ったぐらいでは死なないし無かったことにできたんですが、まさか遠くから届くわけ無いと思っていたら間に合ってるし・・・突き飛ばされてあ!!って思ったときにはあなたはもう死んでいる状態でどうすることも出来なかったんですよ。」


 神は土下座の状態でそう話してきた。

・・・・・

・・・・

・・・

・・

「じゃあ、あの男の子はあなたってこと?そして私は助けなくても大丈夫な人を助けて死んだってこと?なんてこった・・・。でもどうすることもできないよね。事情はわかった。神様を認識した私が運がいいのか悪いのか分からないけどなってしまったことは仕方ないわ。」


 もう諦めていた悠璃からすれば、もうこうなってしまったからもういいやと心から思っていた。


「普通ならこんなことにならなかったのですが、まったくのイレギュラーなので、部下からも怒られてしまいました。」


 申し訳なさそうに神は光が弱くなっていきシュンとしているようだった。


「そこで今回は特別に生き返っていただくということを提案しようかと思っているのですがどうでしょうか??」

「それは元いた生活に戻してくれるってことですか??」


 神の声を聞きすぐに質問をしてみたが、神はまた申し訳なさそうに光が弱くなった。


「もう元いた場所では、あなたが死んでしまったと言う事実が残ってしまい、生き返ることが出来ません。ですが、私のもう一つ管理する世界への転生をと・・・。もちろんのことですが、優遇させて頂きます。」


 神からの提案を聞き、思案する・・・


「その世界は、どんな世界なんですか?」

「もう一つの世界は所謂ファンタジーの世界ですね。魔物はいるし、魔法・剣などです。」


 それを聞いた悠璃は目をキラキラさせて食いつく。


「おぉ~。それは面白そうだ!ただ何も能力も無ければすぐに死んでしまいそうだ・・・。行ってみたいがすぐ死ぬのはちょっと・・・。」

「そんな!このまま行けとは言わないですよ!!色々サービスさせて頂きます。まず、異世界言語・アイテムボックス・他には魔法使えるのとあらゆる武器が使える・・・色んな能力の習得っと他には何か無いかな?」

「えっと・・・なら、動物に好かれやすくして欲しいかな?叶うなら喋れるようになりたいですね。」


 少しだけならわがままもいいかと思い言ってみる。


「そんなことぐらいなら特に問題ないね!他にはないのかな?」

「特に無いですね~。」

「よし!!ならこっちで後色々付け足しとくね。じゃあそろそろその世界に送るね。」

「はい。なんかよく分からないうちに話が進んでしまったけどもよろしくおねがいします。」

「じゃあいってらっしゃい。」


 悠璃は強い光に包まれていった。



2話目の投稿~

こんな感じでいいのでしょうか??

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