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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
184/375

~183~

「レオーネが作ってくれたのか。ありがとう。」

「どういたしまして。冷めないうちに食べちゃいましょ?」

「さんせ~!食べて、あと半日頑張らないとな!」


 探索を頑張るためにも食事をしっかりとるのだった。

 食べ終えた後、本日に予定を確認した。


「今日は次の転移陣まで進むことにする。そしてこれまでに問題が起こった場合、1つ前の転移陣から撤退することにしよう。」

「そうね。そうしましょう。」

「なら出発だな!」


 テントや広げたものをしまって、準備をして出発した。


「なんだか空気が淀んでいる感じがしない?」

「そうだな。奥に行くほど空気が悪いな。」

「気分が悪くなりそうですが、これが原因の気がしますね。」

「もう少し奥に行ってみよう。」


 進んで行くとドンドン空気が悪くなっていく。


「そろそろ気分が悪くなってきましたわ。」

「私もよ・・・。」

「もう少し先の広いところまで行ってから引き返すとしよう。」


 少し開けたところに行くと、異様な気配が漂っていた・・・。


「こ・・・これはなんですの?」

「禍々しい空気です・・・。」

「原因を探って・・・「あれはなんなんだ?!」何が見えた?!」


 嫌な雰囲気でここに居たくないと思わせる空気から早く逃れたいと思っていたところ、リンブルが何かを発見した。


「あれは・・・。召喚陣・・・。」

「何か出てきているぜ?」

「あれは・・・。」


 黒い煙から出てきたのは、禍々しい空気を纏った人型の何かだった。


「あの気持ち悪いのは何?!」

「アンデットにも見えるけど・・・。何か違うわね・・・。」


 出てきたのは、白く人型を取っているが、目と口は糸で縫い付けられて鼻はあるべき場所に1つ穴が開いているだけであった。

 布等纏っておらず、全身白色である。


「見たことない・・・あんなの・・・図鑑にも載っていない・・・。」

「え?レオーネが知らない魔物?」

「あれを魔物と呼ぶべきかどうか・・・。」


 完全に召喚されたソレはしばらく動かなかったが、突然動き出した。


「動き出したわよ・・・。」

「戦闘準備だけして少し待機・・・。」

「了解・・・」


 動き出したそれは匂いを嗅ぐ仕草をしだした。


「あれって匂いで判断しているってこと?」

「目と口は縫われているもんな・・・。耳があるかどうかもここから見えないし・・・。」


 ひとしきりクンクンと嗅いだように見えたソレは、プワソンたちの方を向いて、縫われている口を歪めた。


「まずい・・・。相手にばれたようだ・・・。」

「心構えは大丈夫よ・・・。」


 口を歪めた後、四つん這いになったと思ったら獣のように一行に向かって走り出した。


「!!ベリエ!」

「了解!きゃあ!」


 突進してきたソレをトンファーで受け止めようとするが、そのまま吹っ飛ばされてしまった。


「ベリエちゃん!」

「私が・・・やぁ!ぐ・・・・止まれぇ!」


 レオーネはベリエに走り寄り、気を失っているベリエに白魔法で治癒する。


「姉さん!」

「まかしてくださいな!それ!・・・・うそ・・・全く刃が通らない・・・。」


 ソレはベリエで勢いを少し殺され、プワソンの剣で進行を止めた、エクラが攻撃したが、全く刃が通らなかった。


「嘘だろ・・・。」


 ソレは攻撃してきたエクラの方を向き、攻撃してきた。


「なん!です!の!」


 攻撃を受けて防御に専念するしかなかった。


「物理でダメなら魔法で!『ファイヤーアロー』!」


 エクラはその場をサッと離れて、ソレに魔法が的中する。


「これで少しは!・・・全くの効果がない?」

「どうやって倒せばいいですの?!」

「もう少し魔法の威力を上げれば!『サンダーボルト』!」


 その場を動かなかったソレにプワソンが今度は仕掛ける。


「これで!!・・・少し傷がついただけ?ぐあっ!!!」


 茫然としていたプワソンに、魔法攻撃を受けた後、それが突進してきて手で攻撃してきた。


「プワソン君!」

「だ・・・大丈夫だ!」

「う・・・レオーネ・・・ハッ!どうなった?」

「ベリエちゃん!今プワソン君が・・・。」


 そう言われ、ベリエがレオーネの視線の先を見ると、プワソンの服が血で染められ、倒れていた。


「早く行って治療を!」

「う・・うん!」

「私は復帰よ!エクラ!輪っかのやつ!」

「圏ですわ!」


 レオーネに指示を出し、ベリエは駆けながらエクラに圏を用意するよう言う。


「プワソン君・・・しっかりして・・・。」

「く・・・このままだどまずい・・・誰かギルドに報告を・・・。」

「誰に行ってもらえばいいの・・・。」

「ここは・・・ベリエに行ってもらってくれ・・・。リンブルとエクラで遠距離から攻撃で・・・」

「わかった!もう喋らないで!傷が開いちゃう!ベリエちゃん!ギルドに連絡!エクラちゃんとリンブル君でそれまで遠距離から足止め!」

「「「了解!!」」」


 プワソンに聞いたとおりに、皆に指示を飛ばし、レオーネは治療に専念した。




戦闘シーン・・・。

難しいですね・・・。

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