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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
163/375

~162~

 朝の時間になり、目覚ましが鳴った。


「ふぁ・・・。朝か・・・。」


 目覚ましを止めて、伸びをしてから起き上がって部屋着から着替える。

 自室を出て、階段を下りて行くとおいしそうな匂いがしてきた。


「お父様、おはようございます。」

「おはようございます。」

「おはよう桜とガルディ。桜はしっかり覚えれたかい?」


 徹夜した2人に成果を聞いてみた。


「はい。ガルディ様に知っていることを全て教えていただきましたが、お父様はもっと知っているということをお聞きして、どうすればと思っていたところでございます。」

「徐々に覚えたらいいよ。」

「はい。全て吸収するつもりで精進したいと思います。」


 性格良く作ったので、すごくいい子である。


「頑張ってね。そのうちに弟か妹を作るよ。」

「!!!ありがとうございます!!」


 とりあえず、試しに作ったのでまた増やすつもりである。


「では、主。食事の用意が出来ていますので、どうぞ食堂にてお召し上がりください。」

「ありがとう。他のみんなも起こしてきてくれる?」

「かしこまりました。桜も一緒でよろしいでしょうか?」

「顔を覚えるために一緒について行っておいで。」

「はい。かしこまりました。」


 ガルディに皆を起こしてもらっている間に、朝食を取ることにした。

 紅茶が出ていなかったので、取りに行こうかと腰を浮かそうとすると、奥からバルトが紅茶を持ってきてくれて。


「主様は座ってて。僕が紅茶を入れるよ。」

「騎士の格好をしたバルトに入れてもらうのはなんか違和感だな。」

「ひどいよ~。これでもガルディと同じように入れれるんだからね?」

「わかったよ。それにしても、今まで寝てばっかりだったのに起きれるようになったんだね。」

「うん。あの日力を受け入れてから起きていられるようになったんだ。」

「ん~。もしかして原因は成長がうまくいっていなかったってことかな?」

「たぶん必要最低限の力しか備わっていないか、容量が小さかったのかもしれないんだけど、もう解決して、主様と同じ時を歩めるからいいんだ。」


 朝から感動することを言われて、リュシオルは胸がジーンときてしまった。


「ありがとう・・・。朝から感動することを言われるとは思わなかったよ・・・。」

「へへっ!たまにはいいでしょ?」

「ふふふ・・・そうだな。」


 バルトに入れてもらった紅茶を飲みながら、食事をした。

 そして、食べ終わる頃に皆が起きてきた。


「リュシオルが一番か。」

「リューありがとうな。ベットがふかふかで気持ちよく寝れたぜ。」

「リュー君のおかげでいい調子です。だけど・・・。」

「「「「「「「あの子だれ(です)?」」」」」」


 ほぼ全員から来るであろう質問が来た。


「その子はね・・・。自分で紹介してごらん?」

「はい。私はお父様より作られたアンドロイド・・・では通じませんね・・・。ゴーレムの桜と申します。」

「ということなんだ。」


 皆が口を開けて止まってしまった。」


「お~い!大丈夫?」

「「「「「大丈夫なわけない(でしょ)!?」」」」」


 皆から大声で叫ばれてしまった。


「まず、ゴーレムでここまで喋るって何?」

「この滑らかな動きおかしすぎる。」

「もう見た目人間じゃんか。」

「もう何がなんだが分かりませんわ・・・。」

「リュシオル様だからもう仕方ないのでは?」

「「「「「それだ・・・。」」」」」


 皆はげんなりして、ルーチェの言葉に納得することにした。


「で、何で作ったんだ?」

「ゴーレムのコアが元で、加工して・・・加工して・・・加工した。」

「つまり別物ですわね。」

「それなら納得だ。」

「もうなんでもいいよ・・・。」


 諦めたようで、まるっと納得した。


「それで、サクラちゃんは何する子なんだ?」

「ここの管理を任せようかと思ってね。それで作ったんだ。だから、ここではメイド長だよ。」

「メイド?」

「侍女と一緒だけど、言い方が違うだけだね。でもここではメイド長ね?」

「了解した。サクラさん。これからもよろしく頼む。」

「はい。私も至らないところがあるかと思われますが、どうぞよろしくお願いいたします。」


 挨拶を終えて、皆は食卓につき、食事を始める。


「この後の予定だけど、夕方までにこのダンジョンを制覇したいと思う。」

「ウルフの階層を終えたら、ボスはもちろんのことウルフボスです。」

「だそうだ、ここもサクッと倒して進むが、その次は何か?」

「ゴブリンが出てきます。この魔物も集団で動く習性があります。」

「ということだ。このダンジョンはチームワークなどを試すのにいいダンジョンだと推測されるので、十分にチームワークを高めようかと思う。」

「わかったわ。頑張っていきましょうね。」

「「「おぅ。」」」


 小会議を終えて、支度をしてダンジョンに向かうことにした。





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