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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
162/375

~161~

 アンドロイド?を作ったリュシオルは肝心なことを忘れていた。


「あ・・・。動力はどうするんだろ?魔石をコアに繋いだらいいかな?」


 再度、寝かして、動力の魔石を付ける。

 ちなみにリュシオル加工の最高級品である。


「これで良し!魔力を流して・・・『起動』。」


 日本語で起動することにした。

 目のように魔石を入れた目が開き、起動した。


「お初にお目にかかります。お父様。」

「そっか作り主が男だからお父様か・・・。うんいいよ。どう?動作の具合を見てみてくれるかい?」

「かしこまりました。」


 腰をひねったり、曲げ伸ばしをして動作チェックをしていた。


「問題ないようです。」

「それはよかった。じゃあ次に・・・君の名前だね。君の名前は・・・桜・・・サクラにしよう。」


 リュシオルは紙に漢字を書いて、読み方も教えた。


「かしこまりました。個体名「桜」登録完了しました。お父様。名付け有難うございます。」

「どういたしまして。桜の瞳と髪に桜色を使ったからふっと思い出してさ。」


 桜の外見は、人形の様な顔立ちで可愛く、目と髪がピンク色である。


「さて、動作に問題ないようだし、この服を着てくれる?」


 まだ何も着せていなかったので、メイド服を出して着用させる。


「お父様。申し訳ありませんが、服の着方が分かりませんのでお教えいただけますでしょうか?」

「あ・・・基本知識入れていなかったね・・・。こっちにおいで。」


 コアを入れたあたりに手をかざし、一般知識を入れることにした。


「これで出来たはずだけど・・・。」

「着方がわかりました。お父様ありがとうございます。」


 うんしょ!うんしょ!と声が聞こえてきそうな頑張りで、メイド服を着用した。


「似合っているね。可愛い。」

「お・・・お父様・・・。」


 一般知識を入れたりしたからなのか、表情が少し豊かになり、恥ずかしがっていた。


「可愛く作ったんだから可愛いに決まってるんだけど、服を可愛いの着たら、さらにかわいくなったね。もっと他の服も用意してあげるからね。」


 体よく着せ替え人形が出来たようであった。


「それでお父様?私は何をすればよいのでしょうか?」

「そうだ、何も言っていなかったね。桜にはこの館を管理して欲しいんだ。」

「この建物でしょうか?」

「そう。この建物は異空間に・・・。その知識は入れていなかったね・・・。魔法関係も入れてあげるね。」


 先ほどと同じように、知識を注ぎ込む。


「ありがとうございます。魔法について分かりました。ここの空間の管理ですね。」

「そうなるね。一応権限をある程度渡すから、管理を頑張ってほしい。」

「お父様に与えられし使命。しかと果たさせていただきます。」

「頼んだよ。分からないことがあれば、聞きに・・・いや・・・念話で伝えて?」

「かしこまりました。その都度でよろしいでしょうか?」

「うん。後は・・・ガルディ。」


 執事?のガルディを呼び出した。


「御用でしょうか?はて・・・。こちらは?」

「お父様に作られたアンドロイドの桜と申します。」

「主が作られたのですか?」

「うん。疑似になるけど、ゴーレムのコアを使ってるからゴーレムになるのかな?」


 概念的にはゴーレムなのだが、加工に加工を重ねたので、もはやゴーレムとはかけ離れてしまっているのだ。


「さすが主です。して、私が呼ばれたのは?」

「桜に色々と教えてあげてほしいんだ。寝ることは必要としないから、夜の間に教えきれると思うけど、お願いしてもいい?」

「かしこまりました。あらゆることを教えておきます。」

「じゃあお願いするね。」

「では失礼します。桜行きますよ。」

「はい。」


 リュシオルの部屋から2人が出ていった後、凝り固まった肩をほぐしながら、お風呂に向かった。


「ん~やっぱりお風呂は気持ちいいな。」

「そんなに気持ちいい?」

「バルトか。浸かっても大丈夫なのか?」

「たぶん大丈夫。この体は金属じゃないし、刀身で入っても大丈夫だから。」

「ならいいけど。」

「ほんとだ~なんか気持ちいい~はまりそう~。」


 バルトはお風呂に入って蕩けていた。


「刀がのぼせるとかあるのかわからないけど、ある程度で上がるんだよ?」

「はぁ~い。」


 体を解せたので、今日はこれで寝ることにした。



ついに作っちゃいましたw

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