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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
160/375

~159~

 順調に進み、予定していたところより奥に進むことができ、13階の降りる階段の近くの行き止まりで今日は終えることをした。


「ここで泊まるということですが、テントを張るのですか?」

「いいや。今回はこれで泊まろう。」


 そう言い、小さな一人分ぐらいしか入れない小屋を取り出した。


「リュシオル。それはさすがに泊まることが出来ないだろ・・・。」

「ホントだぜ。これなら1人が立って入るだけでいっぱいじゃないか。」

「なら開けてみて?」

「じゃあ俺が代表して開けるぜ?」


 一番疑っていたリンブルが扉を開けることにした。


「せ~の!・・・嘘だろ?」


 中は豪華な造りになっており、まるで城の様だったのだ。


「こ・・・これは?」

「うん。空間魔法と創造魔法の融合した空間だよ。因みにこれは自信作だから安心して?」

「すごいですわ。王城よりすごいかもしれませんわ。」

「そんなに広い?なら管理する人が必要だな・・・。」


 エクラに言われて、また考え始めてしまった。


「リュシオル様。考えるのは後にしませんか?」

「あ・・・。悪いね。エクラに言われたから考えてしまっていたよ。また後でゆっくり考えるよ。」

「リュー君って考え始めたら止まらないよね。」

「悪い癖なんだよね・・・。また始まったら止めてくれていいからね?」

「分かりましたわ。それより案内してもらえます?」


 この豪華な造りの家に皆はウキウキしていた。


「じゃあ案内するよ。」


 中に入り、案内を始めた。

 いろんな機能を聞き、一同は驚きっぱなしだった。


「ここまで作れるのはもう神ですわね。」

「神ならもっとすごいよ。」

「そうですわね。神は何でもできますものね。それにしても豪華ですわ・・・。」


 案内される場所を見て感動していた。


「ここから向こうまでがみんなが使う部屋になってるんだけど、造りは全部一緒だからね。」

「それでも・・・。豪華すぎるな・・・。」

「貴族2人に言わせるぐらいなのか・・・。」

「せめてここだけは豪華にしたいなと思ったからここまでしたんだ。」

「そうなんだ。でもこれって1人1部屋?」

「そうだよ。だからどこでも決めて使ってね?」


 ヒラヒラと手を振り、皆を残して厨房に向かった。


「これはリュシオル様。こちらに?」

「うん。ダンジョンに潜っているんだけど、皆をここに招待したんだ。」

「そうなのですね。この間部屋を増やされたのはそういうことだったのですね。」

「そうなんだ。今から人数分作ろうかと思ってたんだが・・・。」

「なら私も手伝いますね。これを作っていたんですが。」


 アルシュはトマトを使い、ソースを作っていたようだった。


「ならそれを使う料理にしようか。」

「ありがとうございます。味はこのようになっているのですが・・・。」


 一口味見をして、少し考え、メニューを決めた。


「よし!あれにするか。肉と人参と玉ねぎと・・・ぐらいかな?用意してくれる?」

「それならわたくしめが・・・。」


 ガルディがタイミングよく出てきて、準備を始めた。


「お?ありがとう。ならこっちでスープを作ってくれる?」

「分かりました。」

「ルーチェは卵を持ってきてくれ。後、乳もだな。」

「はい。」


 料理を始めて、少ししたところで皆が集まってきた。


「部屋割り決まったが・・・。」

「もうちょっと時間がかかるから明日の作戦会議でもして待っててくれ。」

「いいのか?」

「うん。大丈夫だよ。皆が手伝ってくれてるから。」


 アルシュとガルディとルーチェが顔を上げた。


「確かにこれだけ人数がいれば・・・。って1人知らない人がいるが?」

「それは後で紹介するよ。言い忘れてたな。」

「主はうっかり屋さんですね。」

「そうだな。うっかりしていたよ。」

「とりあえず後でその人紹介するのよ?」


 少し頬を染めたベリエが早口に言い、厨房から出ていった。


「お?ベリエが恥ずかしがっていたぞ?好みのタイプなのか?」

「問いたださなくてはですわ!」


 ベリエの後をエクラとリンブルが追いかけていった。


「騒がしいな。私も向こうに行って作戦会議をするとしよう。」

「そうですね。行きましょうか。出来たらお手伝いしますので、遠慮なく呼んでくださいね?」

「あぁ大丈夫だと思うから心配しないで。」


 具材を炒めながら答えた。


「あとは米と炒めて、これで後は卵で包んで完成だ。」

「おいしそうですね。」

「実際に美味しいから楽しみにしていて?」

「はい!」

「さぁ並べようか。」


 皆が手伝い、テーブルに並べていった。


「出来たよ~。」

「え?用意するとき呼んでくれたらいいのに・・・。」

「真剣に話していたから止めるのもって思ったんだけど、さすがに腹が減っただろ?」

「そうね。お腹も鳴っているわ。」

「食べようぜ!」


 リンブルは素早く椅子に座った。


「じゃあ食べようか。いただきます。」

「「「「「「いただきます。」」」」」


 召喚獣も集まり、大人数で食事となった。




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