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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
150/375

~149~

本日は少し短めです。

 朝になり、朝食を軽く済ませて出かけることになった。


「さて、ダンジョンを見て回りながらだけど学院を目指さないとね?」

「そうですね。そろそろ学院が始まりますね。」


 休暇も残り少なくなってきたので、出来るだけ急いで回ることにした。

 本日のお付き召喚獣は・・・。


「わたくしも空を飛んだことがありますが・・・。これならよいですわ。」


 子ウサギ状態のアンブルである。

 今回はリュシオルの腕の中で抱かれていた。

 曰く、女の腕の中より、男の腕の中の方が良いとのことであった。


「かっこいい男の腕の中におさまって優雅な飛行とか・・・。贅沢ですわ・・。」

「そう言ってもらえて光栄です。お姫様。」

「よろしくってよ。」


 アンブルはご機嫌で鼻歌まで歌っていた。


「今から火山のダンジョンの近くに行くから、アンブルお願いだけど・・・。」

「構いませんわよ。近くなったら言ってくださいまし。」

「ありがと。」


 お礼の言葉と共に、耳にキスを落とした。


「な・・・な・・・なんですの?!」

「お礼の気持ちを体で表現しただけだよ?嫌だった?」

「い・・嫌・・・嫌ではありませんわ・・・。ただびっくりしただけですわ。」


 長い時を生きた召喚獣ですら顔を真っ赤にする程威力である。


「そろそろ着くからお願いね。」

「・・・分かりましたわ。」


 少しブツブツと言いながらアンブルは氷の膜を張った。


~・~・~・~・~・~


「そろそろ休暇が終わる頃でございます。」

「しっかりと作戦を練ることだ。」

「っは!」


 暗い部屋で内密に話が進められていた。


「ところであの計画はどうなっているのだ?」

「はい。今DとTが取り掛かっております。」

「あまり時間がない。増員できるようなら増員し、急がせよ。」

「かしこまりました。」

「そろそろだな・・・。」


 組織のトップらしき者がワインを飲みながら指示を出していた。


~・~・~・~・~


 リュシオルが飛んでダンジョン巡りをしている頃、リンブルは慌てていた。


「えっと!これを持って行くだろ?これも・・・。」

「リンブル!これも友達に持っていってやんな?!」

「そこに置いといてくれ!ちゃんと詰めるから。」


 荷造りに。


「あんたの友達って貴族さんばっかりかい?!」

「そうだけど、気さくな奴ばっかりだぜ?」

「そうかい。いい友達を持ったんだね。」

「おぅ!」


 リンブルとお母さんの日常会話である。


~・~・~・~・~


「お母さんあれってどこにやったっけ?」

「あそこに入れたんじゃないの?」

「そうだっけ?・・・あったわ・・・。」


 ベリエの家でも同じようなことが起こっていたみたいである。


~・~・~・~・~


「そろそろ行くことにする。」

「気を付けていくのよ。」

「はい。途中でベリエちゃんと合流するから大丈夫。」

「そうね。ベリエちゃんと一緒に乗合馬車に乗るのだったわね。」

「うん。また長い間家にいないけど、みんな元気でね?」

「あなたも病気や怪我をしないようにね?」


 レオーネは問題なく出発できたようだった。

~・~・~・~・~


「そろそろ皆も王都に向って出発していることですわね。」

「何事もなく着けばいいな。」

「大丈夫ですわよ?なんたって王都学院に通っている生徒ですもの。実力は確かですわ。」


 王都のクレールス邸宅の庭にて、エクラとプワソンがお茶をしながら話していた。



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