~14~
最後の魔法具はアイテム袋を2つを購入して買い物を終えた。
「後は昼食を買うだけですね。屋台で買いましょうか。」
買い物を終え、そろそろお腹が減ってきたところである。
冒険用の食事も買っておきたいため買うことにした。
実は、アイテムボックスは時間が止まっているため物が劣化しないで、尚且つ暖かい物は暖かいままと優れていた。
『あんまりおおっぴらにしたくないけど、ある程度使えることがばれている方がいいな。』
クロワだけに教えとくことにした。
「クロワさん。実はお話があるんですけど・・・いいですか?」
「はい。なんでしょうか?」
「実は・・・俺アイテムボックスが使えるので、ちょっと遠出用に今から少し買っておきたいんです。」
「!!!。そうなんですね。そちらの情報については守秘します。では、おいしいのを買っておきましょう。」
クロワはあまり驚かずに、話に納得してくれた。
やはり、アイテムボックス持ちは希少のようだ。
クロワの案内で肉・魚・パンなど調理済みを色々と購入できた。
「今日はありがとうございました。買いたかったものがある程度買えたので良かったです。」
「いえいえ、こちらこそ楽しい時間を過ごせました。また何かあったら頼ってくださいね。」
「ありがとうございます。では、討伐に行ってきますね。」
「はい、いってらっしゃいませ。」
ギルド前でクロワと別れて、討伐のため門へ向かった。
門へ近づくと、今日ソルダが休みのようだった。
問題なく通り抜け、少し行ったところで武器と防具を取り出した。
すると、光って勝手に装備された。
『ん?買ったときは装備されなかったのに何でだ?』
不思議に思ってると、頭になぜか声が聞こえてきた。
『主様、初めまして!刀です!』
『主、手甲になります。』
「うゎ!!しゃべった?」
あまりに驚きビクッってしてしまった。
『びっくりしないで~。僕たちは作り手の思いにより、魂を宿した武器なるの。』
『魂を持った武器・防具は自動修復・壊れることの無い等の特別になります。その他にもありますが、体験して頂いた方がよろしいでしょう。』
「そうなんだ。すごい武器をもらってしまったな~」
本人?たちに聞くとなおさら申し訳なくなった。
『主様~。心配しなくてもいいよ~。僕たちはお父様とお話して、店主とも話をつけて気に入った人にしかついていかないって言ってあったから。』
「わかった。なら心配しないでおくよ。」
『はい、では早速になるのですが、私どもに名を付けて頂けますでしょうか?名を付けてもらい正式に契約になります。』
急に名前といわれても中々出てこないが、なんとなく語呂で付けてみることにする。
「じゃあ、刀のほうがバルト。手甲のほうがガルディかな?」
名前をつけると2つとも光って、光が治まると白銀の部分に金色の模様が現れた。
『無事に契約が終わりました。模様が現れたと思いますが、これは主の魔力登録です。人それぞれ魔力の模様が違うのです。防犯防止とお考えください。』
『だから取られる心配は無いよ~。ちなみにこれでどこに置いてあっても主様のところへ来れるようになったよ。』
「そうなのか・・・これからよろしくな相棒たち!」
『『はい!主(様)!』』
これで、頼もしい相棒たちを手に入れることが出来た。
心を新たにし、早速討伐に向かうことにした。
『地図を出して検索すれば出てくるかな?』
『主様はそんなことが出来るんだ~。』
心で呟いたことにバルトが反応した。
『お!これでも会話が出来るのか!』
『そうです。でないと、独り言を喋ってる危ない人物に思われますよ。』
もうちょっとで街中で痛い子になるところだったリュシオル。
『ありがとう。またなんかあったら教えてくれ。』
『わかりました。』
ガルディにお願いをし、早速魔法でゴブリンを探すことにした。
「まずは《マップ》そして、《サーチ》。う~ん色分けしようか。赤で魔物」
1回目は、うまく作動せず、動物全部が検索結果になってしまった。
2回目に魔物を区別することによって、うまく作動した。
「でもこれでは、ゴブリンの場所が分かんないな・・・」
『主様~そこまでは普通分からないんですよ~。後はそこまで行ってみるだけです~。』
バルトの言うとおりである。
普通は気配を探り、歩き回るのであるが、リュシオルは便利な魔法を思いついているので、魔物に一直線である。
『さて歩くとするか。』
マップに出た赤い点に向かって歩き出した。
そして、歩くたびに地図が完成していく。
赤い点の近くに着くと前にはゴブリンが2匹いるのを発見する。
『主様の腕ならよゆ~で倒せちゃうよ~。』
『おぅ。がんばってみる。バルト、ガルディいくぞ!』
リュシエルは瞬時真正面から近づき、一閃で2匹のゴブリンの首を切り飛ばした。
『おおぅ。バルトの切れ味ハンパないな。』
『えへ~すごいでしょ~』
バルトを褒めながら、剥ぎ取りナイフで討伐部位の右耳を切り取った。
『狩りをしたこともあるから、人型でも問題なく切れたな。』
『主は、すごいです。お仕えできて至極恐悦です。』
ガルディに尊敬されて少し照れていた。
剥ぎ取りも終わり、歩いて次の敵に接触するというところで女の悲鳴が聞こえてきた。
テンプレきた~~!!w
そして、まだ先を考えてない・・・w
*訂正しました。
17行目「遠出よう」→「遠出用」
84行目ガルディの会話「→『




