表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
冒険者編
12/375

~12~

 宿を出た後、薄っすらと出てきた日の光を浴びながら伸びをする。

 ご飯を食べながら、順番を考えていたが、とりあえずギルドに行ってそれから服、日用品、武器、防具、魔法具の順番で巡ることにした。


「まずはギルドに行ってクエスト受けに行かないとね。」


 ギルドに向かうとすでに開いており、中に入ってクロワさんを探すと、早朝なのにもかかわらずこちらを見つけて手を振って呼んでくれた。


「おはようございます。ゴブリンの討伐を受けに来たのですね?」

「おはようございます。先に受けてから買い物をして討伐にいこうかと・・・汚れてしまう前に揃えときたいですからね。」


 朝の挨拶をし、今日受ける予定だったクエストの処理をしてもらう。


「はい。受理されました。買い物の際にギルドカードを出してもらえれば少し値引きしてもらえると思いますよ。」

「それはいいことを聞きました。ご丁寧にありがとうございます。」


 返してもらったギルドカードにはマークが増えていた。

 右下の端に光に当てると見える程度の薄さで、赤でギルドの看板と同じマークが書いてあった。

 多分これが安くなる要因なのであろうと納得した。


「ありがとうございます。では、買い物に行ってきます。」

「あ!良ければ私が案内しますよ。今の時間暇ですし、ご飯も買い損ねちゃったのでついでですけど案内します。」

「え?いいんですか?」

「はい!私がいなくても回りますし、ご飯が無いのは死活問題です!」


 ちょっと気合が入ったように鼻息荒く力説されてしまった。

 先に迷惑をかけてないと、釘を刺されてしまっているので断わりようがなかった。


「では、おねがいしますね。」

「はい、任せてください!少し待っててください。かばんを持ってきますね。」


 そう言うと奥に入って行った。

 数分もしないうちに荷物を取ってきて、さらに私服に着替えていた。

 制服から私服のワンピースに。


「お待たせしました。では行きましょうか?」

「はい。クロワさんの私服も可愛いですね。」


 まるで、息をするかのようにさらっとほめ、しかもキラキラ笑顔つきであった。

 落ちることは間違い無しであろう。


「『はぅ・・・不意打ちは反則です』あ・・ありがとうございます。」


 クロワは顔を真っ赤にして答えた。

 一方、リュシオルは女のときから見慣れていたため、恥ずかしがりながらも喜んでくれていると理解していた。


「では、案内お願いしてもよろしいでしょうか?」

「はぃ・・・がんばります・・・」


 少し夢見心地だったのが心配だったが、案内できそうなぐらいなので安心した。

 横で説明を受けながら、たわいもない話をして目的地であった、服屋に着いた。


「冒険者ですし、そんな高価な服は要らないと思ってここを案内したんですけど良かったですか?」

「さすがクロワさん!分かってらっしゃる。その通りですよ。」


 クロワはリュシオルがどんな服が欲しいか聞かずに当ててみせた。さすがギルドの受付嬢だと感心した。


「とりあえず、服の着替えと・・・下着が3セットずつあれば足りますかね?」

「う~んそれぐらいでいいと思いますよ。後、外蓑を1枚買っておくことがいいですかね。雨のときに困りますし、下に敷いて使ってもよしですし。」


 雨の時のことなど忘れていたので、やっぱり付いてきてもらってよかったと胸を撫で下ろした。

 外蓑が置いてあるコーナーへ移動し、物色し始めた。


「そこは全然思いつきもし無かったです。じゃあ汚れてもいい色のほうがいいかな?」

「そこは問題ないです。汚れ防止のの魔方陣がどれでも仕込まれているので大丈夫ですよ。値段も良く使われるので安いですし。リュシオルさんなら白でも似合いそうです。」

「俺的には、紺色とかが好きですね。お!あった!帽子付きならなお良し。ついてる~。これに決めた。」


 見つけたのは、ブルーと紺色の間の色で明るい夜空のような色だった。


「確かにお似合いです。では残りの服も決めちゃいましょう。中は黒とか茶色がいいですかね。」


 クロワはガサゴソと物色し始めた。


「じゃあ、似合いそうなのでお願いします。俺は下着を見てきます。」

「はい、お願いされました。」


 クロワに服を任せて下着を見に行くことにした。

 この世界はゴム等なく、紐で縛るタイプである。

 もし、女のままで来ていたら大変だったろうな~と考えながら暗い色を選んでクロワのもとに戻った。


「はい!黒で統一した方がかっこいいと思い黒にしちゃいました。後、1枚だけ白を入れときました。寝るときのことを考えて少し多いですが、上は5枚にしときました。」

「ありがとうございます。では会計に行きましょうか。」


 選んでもらった服を抱えて店員さんのいるカウンターに持っていった。

 クロワのおかげで11000だったのが、割引で10000になり少し得をした。

 次に、日用品の店に行き、タオル・石鹸・小さな桶・磨ぎ石と揃えた。

 小さな桶を買ったのは、武器を手入れする際に必要だとクロワに教えてもらい購入したのだった。



更新危なかった・・・

徐々にブクマ増えてうれしいです。

ご愛読ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ