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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
116/375

~115~

 精神的に疲れていたのか、ぐっすり眠ってしまっていたみたいである。


「ふぁ・・・ん?なんか違和感が?でも普段通りだしな~。さて朝食でも作るか・・・。」


 少し違和感を感じたが、身体的にも何もなかったので気に留めていなかったが、部屋から出てびっくりすることとなった。


「ん?誰か・・・誰だ?!」

「主。おはようございます。」

「主様~おはよ~。」


 聞きなれた声が現実で聞こえた。


「もしかして・・・。バルトとガルディか?」

「さすがですね。そうです。私がガルディでこっちがバルトです。」


 調理場にいたのは白髪で長く、前髪の1房だけ金髪が垂れて後ろで束ねていて、顔には眼鏡を付け、黒の執事服の長身のガルディ。

 ソファに座って足をバタバタしている、白髪で短く、ツンツン頭。

 ガルディと同じく、金髪が混じっているがガルディと左右対称で左側に金髪が1房あり、金髪だけ長い。

 服装は騎士の服装で、少し煌びやかであったが似合っている。そして身長はガルディより低めだった。


「人に変身できるようになったんだな。」

「はい。これも主のおかげです。なった経緯については後でお話ししますが、とりあえず嬉しくて、早くから朝食の準備をいたしましたので、どうぞゆっくりなさってください。」

「これからどうするんだ?プワソンとかに姿を見せるのか?」

「それについては模索中ですね。でも、バルトと話し合ったのですが、私たちは武器で防具であるので、戦闘の多いギルドの時に人形態になろうかと考えています。」

「では、普段は隠す方向だな?」

「そうする~。でも、一番に主様に見て欲しかったの~。」

「俺もうれしいよ。」

「では、バングルに戻りますね。」

「僕はピアスに~。」


 2人は光るとバングルとピアスに戻っていった。


『ここからは念話で喋ります。たぶんですが、エトワールもなっていると思います。』

『そうか。じゃあ後で確認だな。』

『これからもっと役に立てると思うから主様よろしくね?』


 今日はガルディの用意した朝食を食べることにした。

 一口食べると、自分の作ったのとそっくりであった。


『ガルディ美味しいよ。ありがとう。』

『お褒め頂きありがとうございます。これからも精進したいと思います。」


 自分の分を平らげて、プワソンとリンブルを起こしに行った。

 さっと朝食を取った2人と一緒に学院に行くこととなった。


「おはよう~。」

「「「おはよう。」」」


 クラスとも仲良くなってきて、挨拶や、世間話などするぐらいになってきた。


「そうそう知ってる?そろそろ試験があるそうよ?」

「これが、ちゃんと勉強していなかったら追試になって、休みが減るらしいよ。」


 それを聞いたリンブルが青い顔をしだした。


「リンブル?どうしたんだ?」

「リュー・・・助けてくれ・・・。」

「え?なに?!」

「授業についていけないんだ・・・。所々分からないとこもあったし・・・。」

「それはお前が寝ているからだろ?」

「う・・・それもあるけど・・・。」


 プワソンとリュシオルは揃ってため息をついた。


「リンブルは脳筋っぽいもんな。」

「う・・・確かに体を動かすのは得意だ!」

「自慢するんじゃない。そして自慢することではない。」


 プワソンにピシャリッと言われてしまい、凹んでしまった。


「まぁまぁ。試験までまだ時間があるんだし、しっかり勉強していこう?」

「うぅぅ・・・リューが神様に見える・・・。」


 本当に神様に出会ったかのように崇めてきた。


「わかったから・・・。そろそろ先生が来るから・・・。」


 そう言ったあと、すぐにレイヨンが入ってきた。


「おはようございます。ん?知っている者がいるみたいですね。今日から10日後に試験をします。筆記と実技・レポートを行いたいと思っています。筆記については、授業でやったとこしか出ませんので安心してください。実技は、入学した時より実力が上がっていることを証明してもらいます。レポートについては後でテーマを発表しますので、各自10日後の最終日までに仕上げてきてください。」

「質問いいですか?」

「はいどうぞ。」

「筆記なんですが、取っていない授業の分は出ないのですか?」

「基礎授業の筆記のみとなります。他の授業については、授業中に課題が出ると思うので、その課題を終えて次のステップアップになります。」

「わかりました。ありがとうございます。」

「他に質問はないですか?・・・無いようなので、これで朝礼を終わりますね?」


 そう言ってレイヨンは出ていった。


「あ~。基礎が筆記で他は授業中か・・・」

「オレ・・・オワッタカモ・・・。」


 リンブルが片言になってしまっていた。


・・・放課後・・・


「試験前はどうするのですか?」

「リンブルは実技は大丈夫だから筆記に集中かな?みんなはどうする?」


 リュシオルはみんなにどうするか尋ねた。


「私は実技が心配だから練習したいです。」

「私そうすると思う。」


 レオーネとプワソンは実技派。


「私は筆記が心配だから勉強かな?」

「わたくしも筆記が心配ですわ。」


 ベリエとエクラは勉強派。


「リューはどうするんだ?」

「特に筆記も実技も大丈夫だけど・・・。」

「なら!私たちに勉強と実技について教えてくれない?」

「そうですわね!それがよろしいですわ!」

「俺でいいの?そこまでちゃんと教えれるかわからないよ?」

「「「大丈夫!分かっている人がいたらできる!」」」


 声を揃えて言うのであった。



試験って嫌ですね・・・。

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