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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
冒険者編
11/375

~11~

 お腹がいっぱいになったとこで、ちらほらと食堂に人が集まりだした。

 食べ終わってからもここにいるのは悪いと思い、食器をカウンターの端に返してそっと部屋に帰ることにした。


『明日の予定でも考えなきゃな~。』


 明日のことを考えながら、食堂と受付カウンターの間にある階段を上がり、部屋に着いた。


『あったあった。意外と綺麗な感じに見えるな。中に入ると・・・うん。一応はシングルベットが2つあるみたいだな。つまり、一室の値段になるのか・・・。』


 部屋に入り、見てみると綺麗にベットメイキングしてあり清潔感があった。

 ソルダの言っていた通りである。


「そういえば、お風呂ってある文化なのかな?聞くの忘れてたな~。めんどくさいけどもっかい降りて聞きに行くしかないか。」


 自分が悪いのだが、また階段を降りてと無駄なことをするのがめんどくさい。

 ただ、女だったことが長かったため、清潔にしたい気持ちがすごく沸いてきた。

 リュシオルは自分を振るい立たせ、受付に向かうことにした。


「すいません!体を清めたいんですけど・・・」

「あ!忘れてたね。湯は20エカト、水でよければ10エカト。どちらも桶1杯分になる。部屋まで運ぶ代になる感じだね。どうする?」

「では、お湯にしてもらえますか?」

「あいよ!お代は部屋に持っていったときにってお兄さん大きいのしかなかったね・・・今もらっとこうか。」


 宿の主人はリュシオルのことを覚えていたようで、先に問題を解決してくれた。


「覚えててくれたんですね。ありがとうございます。」

「せっかくだし細かくしといてやろうか?1000エカト出しな。両替しといてやる。」


 ご好意に甘えて両替してもらうことにした。


「じゃあ、お湯が沸いたら持っていく。俺か奥さんか娘の誰かがいくと思う。3回ドアをトントトンとノックするから覚えといてくれ。」

「なるほど、防犯のための対策ですね。ノックの仕方はたまに変わるんですか?」

「お!分かってくれるか!そうだな、ノックの仕方、回数は変わるな。2~3日ぐらいで変えているつもりなんだが、たまに間違えて5日後になったりバラバラだな。」


 安全と謳っているだけはあるみたいであった。

 色々と創意工夫をしなければ、生き残れない商売なんだろうなとしみじみ思ったのだった。


「そうなんですね。では、部屋に戻りたいと思います。」

「おうよ。ゆっくりな。」


 挨拶を交わし、部屋に帰ることにした。

 部屋に帰り、ゆっくりと椅子に座り息を抜いた。

 思えば、車に轢かれて神と話をし、異世界へ到着。さらに冒険者として生きていくことを決めてと色々濃い1日を過ごしていた。

 そして、ふっと自分の服装を見てみると、こちらの服装に近い格好をしているけど、生地は地球にいた頃と同じような質感をしていることに気がついた。


『肌触りがとてもいいけど、この世界の自給率・生産率・技術は高くなさそうだな・・・。明日は服屋と日用雑貨、武器屋・防具屋・魔法道具屋?に行って色々揃えないといけないな。もしかすると、物とか魔法か錬金術的なことで作れそうだな・・・。」


 思考を巡らしていると、ドアが3回リズム良くノックされた。


「はい!どうぞ開いてますよ。」

「失礼します。お湯をお持ちしました。」

「ありがとう。そこにおいといてくれるかな?」


 可愛らしい女の子がお湯を持ってきてくれたみたいである。

 予想とすれば、宿の主人の娘さんだろう。


「多分タオルもお持ちではないですよね?今回はサービスしますが明日からはご用意くださいね。では、失礼しました。」

「ありがとうね。」


 去り際にニコッと微笑み退出していった。

 まったく忘れていたことを気づいて、タオルも一緒に持ってきてくれたみたいである。


『これは助かった。明日は必ず買おう!服はどうしよう・・・魔法で綺麗になるかな?クリーンでよかったかな?』


 体を拭くために脱ぎ、汗のついた服をもう一度着るのが嫌だったため魔法を使うことにした。


「《クリーン》成功~。綺麗になった気がするな。匂いも消えた!ふふふ・・・これなら大丈夫だ。」


 安心して体を拭き、ズボン・パンツも同様にクリーンをかけていく。

 さっぱりしたところで眠気が出てきて、ベットに横になるとすぐに眠くなり寝てしまった。


::::::::::


 ぐっすり眠り、起きたのは日が昇り始めた早朝であった。

 少し眠たかったが、やることがいっぱいなので大きく伸びをして起きることにした。

 身だしなみを少し整えて、下に降りて行くといい匂いが漂ってきた。


「お!早いねお兄ちゃん。裏に井戸があるから顔を洗っておいで~。」


 恰幅のいいおばさんが声をかけてきた。

 女性におばさんは失礼だと思っているので、お姉さんありがとう。と裏に向かいながら言い、裏の井戸にでて顔を洗う。

 井戸も昔の手でロープを引っ張り、ロープは上の滑車から井戸に伸びておりカラカラと音を立てながら汲むタイプだ。

 スッキリし、中に戻って朝食を食べて、部屋に戻ってシーツを直し外出の用意をし、宿を後にした。




大丈夫・・・私毎日更新できてる・・・。

頑張りますね!

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