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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
102/375

~101~

 香辛料を入れていい香りが漂ってきた。


「これはいったい何のスープだ?」

「前に食べたことある匂いがすると思わないか?」

「ほんとだ!へぇ~。リューは何でも知ってるな。」

「もうすぐ出来るからから待ってて。」


 そういうと、窯に捏ねて伸ばした生地を中に張り付けていく。


「パンと作り方が違いますのね。」

「これはナンだからパンとは違うかな?まぁほぼ一緒だけどね。焼きあがりそうだから、カルーを器に盛りつけてくれ。俺の分は後でいいから。」

「?わかりました。」


 リュシオル以外のみんなにカレーをよそった。


「さあ。このパンにつけて食べてくれ。」


 言われるがまま、手でちぎり、カルーをつけて食べると・・・。


「なんだこれ!すごくうまい!!」

「前の普通のパンも美味しかったけど、このナン独特で美味しいですわ。それにこのバターもいい感じで・・・。」

「これは、手が止まらない・・・。」

「ほんとにおいしい。これは中に入っているのはチーズ?」


 ナンも普通のとチーズを用意していた。


「でしょ?どんどん食べて?」


 リュシオルはどんどん焼いていった。

 皆がいっぱい食べて後に、リュシオルは食べ始めた。


「ごめんな~リューばっかりにやらせてしまって。」

「いいよ~。好きでやってるし。料理とか好きだから。」

「ん~甘えてばかりもよくない気がするから今度は私の故郷の料理でも食べてね?」

「ありがとう。」


 食事を終えて、お風呂の用意をする。


「はぁ~満天の星空の中でお風呂なんて贅沢だわ~。」

「貴族でもこんなお風呂に入ったことありませんわ。」

「それにこのせっけん?っていうのすごいですね。汚れが凄く取れました。」

「それにいい匂いです。作っているときはあまりにおいがしなかったのですが・・・。」

「作ってるのを見たの?」

「はい。何を作ってるのかと思ったらこれでした。使いだしたらこれはやめれませんよ?」

「わかるわ・・・。リュシオルに私の分だけでも頼みたいところですわ・・・。」


 女の子たちはせっけんの魔力に陥っていたのだった。


「それにしても何も襲ってこないな・・・。こんなに楽でいいのか?」

「今回は、俺が結界を張っているから気楽にしていいよ?」

「ありがとう。次からは自分で張れるように練習しておく。」


 男組は色々な話をしていた。

 夜は何もなく、過ぎていったが明るくなるちょっと前に事件は起こったのだった・・・。


「きゃーーーー!!!」


それは太陽が昇る前だった。

一番人が安心、または油断しやすい時間である。


「何があったんだ?!」


 皆、悲鳴で目が覚めた・・・。エクラを除いて。


「ジェイド!ノワール」

「あいあいリュシオル様呼んだ?」

「何かあったのか?」


 寮に居たジェイドとノワールを呼び出した。


「悲鳴が聞こえたから、空から何があったか見てきてくれないか?ノワールは場所の特定をお願いしたい。見つけたら一瞬でいいから魔力の放出をしてくれ。」


「「了解。」」


 二匹は空と陸で探し始めた。

 リュシオルはマップを開き、2匹の動向を追った。

 すると、ジェイドとノワールの点が重なり、魔力が膨れた。


「見つけた!準備はできた?」

「エクラがなかなか起きなかったけど間に合ったわ!」

「じゃあ、先導するからついて来てくれ!」


 リュシオルが先導し、悲鳴の現場に急いだ。

 現場に着くと、うめき声がし、生徒が倒れていた。


「大丈夫?!」

「レオーネ!治療を!」


 急いで倒れている生徒の治療にかかった。

 現場に着くのが早かったのが幸いしたためか、命を取り留めた。


「何があった?傷が痛むと思うが、見たことを話してほしい。」


 プワソンが軽傷で、しゃべれそうな生徒に事情を聴いた。


「俺たちは、王族と一緒のチームで護衛をしていたんだ。夜も何ともなく、無事に過ごせたから少し気が緩んでしまったのかもしれない。その時に襲撃に合ったんだ。」

「顔は見たのか?」

「いいや・・・暗くて見えなかった・・・。それも敵は計算していたんだと思う。朝が近かったから焚火も消していたし・・・。」

「焚火は明るくなるまでつけておくのが常識だろ・・・。」

「ほんとに基本に忠実にしなければならないとこを・・・。」

「それで他には?」

「あ!!姫様が攫われてしまったのだ・・・。」

「それを早く言え!!リュシオル!追えるか?」


 襲撃に合った生徒から話を聞くと誘拐だったようだ。


「名前も知らない・・・いや忘れたし、魔力の色もわからないから難しいかも・・・。それに見つけても俺たちで乗り込むのは危ないと思うぞ?」

「しかし・・・。」

「とりあえず、先生に報告して、兵を出してもらうのが一番だと思う!!」

「わかった。私が報告しに行ってくる。その間ここを頼む。」


 プワソンはスタート地点に走って行った。


「重症だった人もいるみたいです。どうしますかリュシオル様。」

「とりあえず、布を引いてその上に寝かせよう。」

『姫様の場所は特定できたが、犯人の意図がわからないから手が出せないな・・・。』

『場所を特定できたならすぐに行くべきでは?』

『いや・・・。誘拐したのは何か理由があるはず。それに誘拐したならまだ猶予はある。』

『そうおっしゃるなら・・・。』


 姫様の行方も分かっており、その他のことが気になるため、一度王都に戻ってから行動することにした。



あとがきに書くことが・・・。

とりあえず・・・夏風邪には気を付けてくださいね?


*訂正しました!

67話と話が被っていたみたいなので、訂正です。

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