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素敵過ぎる?!  作者: とぅるーらぶ
王都学院
101/375

~100~

 レイヨンの説明も終わったので、早速加点を見に行った。


「ウルフとかゴブリンとかも加点になるみたいだな。」

「私が覚えておくから大丈夫ですよ。」

「レオーネの記憶力はいいもんね。」

「勉強はダメなんですけどね。」


 加点表の記憶をレオーネに任せて出発することにした。


「さて、どっちにいく?」

「ん~。魔物が多い方向がいいかな?じゃないと終わらないだろ?」

「そうだけど、あまり多いとこは危ないから適度なとこに行こうか。」

「そうした方がいいな。一晩明かさないといけないから適度なとこで狩りをし、少し離れてキャンプにしよう。」


 意見もまとまり、そこそこ魔物がいるところに向かった。


「魔物を狩った後どうする?」

「そうだな。楽しく過ごせるように、色々と準備して楽しもうか。」

「楽しむってどうするんだ?」

「それは楽しみにしといて?」


 リュシオルはいたずらっぽくウィンクをしていた。

 どんどん奥に進んでいき、加点ミッションをクリアーしていく。


「そろそろ点も稼いだし、ここら一帯は大丈夫だから寝床の用意をするか?」

「そうですね。そろそろ用意してもいいですね。」


 リュシオルの意見に一番にルーチェが乗ってきた。

 場所は川の近くで少し開けたところを選んだ。

一行は、テントを取り出し、設置していく。


「テントの準備は終わったぜ~。」

「じゃあ薪になりそうな枝とか拾ってきてくれ~。」

「あいよ~。」


 枝集めに何人か向かってもらい、その間に準備を進めていく。

 まずは、木と木の間にハンモックを作るのだが、錬金術と魔力を込めて、蔦を編み込んでいく。

 もちろん魔力で強化したので人が乗っても壊れないようになっている。


「これは快適そうですわ。」

「エクラか。これはいいだろ?ちょっと休むのに揺られて気持ちいいんだ。乗ってみるか?」

「いいんですの?では、甘えまして・・・。確かにこれは気持ちいですわね。屋敷にでも欲しいですわ。」

「作るのなら縄を編んだりしたらいいけど、チクチクするから布を巻いてから編む方がいいかもしれないな。」

「いいことを聞きましたわ。家に帰ったらさっそく発注してみますわ。」


 エクラはハンモックが気に入ったようである。

 ハンモックを作った後は、川を横にひいてきて水が溜まるようにした。

 リュシオルが作り始めたのはお風呂である。


「こうやって・・・こうやって・・・ん?これなら木でしたほう・・・いや岩でいいや。」


 途中、木でした方がいいかもしれないと思ったが、ほぼ完成しかけていたので諦めた。


「お?リュシオルは何してるんだ?」


 リンブルが枝を拾って帰ってきたようだった。


「お風呂を作ってるんだ。せっかくだから汗を流したいだろ?」

「気が利くねリューは。着替えはどうするんだ?」

「それも考えてるよ。じゃーん簡易更衣室~。」


 錬金術で木を成長させ、簡単に仕切りを作った。


「それなら男と女を分ければいけるな。」

「でしょ?大成功だね。」


 リンブルとリュシオルはハイタッチをした。


「「「わぁ~!!」」」

「お風呂ですわ!!」

「ここでは入れるなんて・・・。」


 女の子たちはお風呂が作られたことがわかり、喜んでいた。


「後で火魔法でお湯にしたらいいから、先にご飯の用意をしよう。」

「そうだな。そろそろお腹も減ってきたしな。」

「今日は何を作りますの?」

「キャンプと言えばあれだけど、ご飯がないからパンだな・・・。せっかくだからナンにしようか!」

「ナ?・・何を作りますの?」

「故郷の定番を作るのさ。まずは女性陣にはこれとこれと・・・これを皮を剥いて切ってくれる?その間に用意するから。男性陣は、これとこれと・・・これを入れてと・・・。はい!これを捏ねといて?」

「「「わかった(ぜ)(わ)。」」」


それぞれに任せてナンを焼く窯を作り、火を入れて準備をした。

 実は事前に生地は作っておいたのがあるので、形の準備をしていく。


「リュー。捏ね終わったぜ?」

「次はどうするんだ?」

「少し発酵させるからそこに置いておいてくれ。」

「わかった。」

「リュシオル様!この後どうすればいいですか?」

「鍋を渡すから、水を入れて野菜を煮込んでくれ。そのあと味見をして香辛料を加えていくから。」

「わかりました。」


 着実にあれの用意が出来てきている。


「これは何を作っているんですか?」

「出来てからのお楽しみだよ。さて、ラビの肉を捌いてっと。」


 大量にあるラビに肉を骨がある部分とない部分に分けていく。

 骨なしの方をフライパンで炒めて、煮込んでいる野菜と合わせる。


「これだけでも美味しそうです・・・。」

「スープとしてもこれで飲めそうだけど、これで終わりじゃないんでしょ?」

「そうだよ。さて・・・。付け合わせに塩焼きでラビを焼くか・・・。」


 骨ありの方をフライパンでまた炒めていく。


「ほいっと。完成っと。そろそろいいかな?これを鍋に入れてくれ。」


 香辛料を加えて混ぜていった。



祝!100話!!

ついに100話まで来ちゃいました^^

これからもご愛読お願いします^^

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