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今日は晴天です

文章が短いです。

「ここはどこ?」

気が付くと私は見知らぬ暗闇にいました。

「ここはあなたも知っているはずです」

どこか聞きなれた声が私の耳へ届くとその声をたよりに手探りで進んでいきます。


誰かに手をつかまれた感触がありました。

「な、何?」

生暖かい温度が私の手に伝わってきました。感覚を察すると人間の手のような感じがありました。


「だ、誰なの?」

私は怖くなりました。もしかしたら、気が付かぬうちに拉致られたのではないかとそんな考えが私の脳裏に浮かびました。


「誰って?そんなの決まってるのではないですか?」

暗闇だったこの空間が急に明るみに照らされて、私は眩しくなって目を細めます。

絶句。

この一言に尽きます。

私がつかまれた手を辿っていくと、そこにいたのは私でした。


「わ、わた、私?どうして?」

戸惑う私を見たもうひとりの私はにっこりと笑顔で微笑みました。

「地球滅亡まで720日よ。やり残したことはない?」

と聞いてくるのでした。

「えっ・・・それはどういうことですか?何を言っているんですか?それとここはどこで、あなたは誰なんですか?」

質問攻めをする私。もうひとりの私の表情は変わらず、笑顔のままでした。


「さあ?」

もうひとりの私は首を傾げました。私はからかわれてるのだと思い落胆しました。

「でも、最後の質問だけはお答えします」

もうひとりの私はようやく私の手を離し、

「私はあなた。夜代々よよよい 滅子めつこです。それ以外の誰でもありません」

そう言って、もうひとりの私は消滅しました。


そして、私は確信しました。

これは、夢なのだと。




ジリリリリリリリと目覚まし時計の音がします。

私は重い瞼をあけ、ゆっくりとベットから起き上がります。

私の視界に映るのは私の部屋でした。

他には目覚まし時計が7時を指しています。目覚まし時計は自らの仕事を全うし、いまだにベルを鳴り響かしています。

「お疲れ様」

私は目覚まし時計をとめ、少しボーとします。比較的、朝は弱いです。


私は身支度を済ませ、朝ご飯とりました。

両親は共に海外にいるため私は一人暮らしです。不自由なことは全くありません。しかし、遅刻すると朝ご飯が食べられないのでつらい時があります。


「いってきます」

誰もいない家に言葉をかけ、私は学校へと向かいました。

4月12日。私が高校一年生になってから、一週間経過しました。

私には友達と呼べる人はまだいませんが、少しずつ打ち解けたらいいと思っています。


今日は晴天です。











なかなかファンタジーみたいな感じになってます。

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