表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/31

プロローグ 

 俺には、今年高校生になった一つ下の妹がいる。


 名前を空垣(そらがき)小凪(こなぎ)。凪いだ海のように静かな性格で、切れ長な目と、お腹ほど(目測)まで伸びている灰色がかった黒髪がよりクールさを演出している。クールビューティーという言葉が似合う少女だ。


 家族贔屓(びいき)であるのは否めないが、恐らくそれを抜きにしても、小凪の可愛さは天元突破している。


 それだけ賛美しておきながらなんだが、俺と小凪はさして仲が良いわけではない。


 お互い小学校中学年くらいの頃までは仲良し兄妹だったと思う。しかし高学年、さらには中学生へとなっていくと疎遠になっていき、高校生とっなった今では二、三週間に一言交わすかどうかのレベルである。


 別段小凪を溺愛していたわけでもないので、そのことに不満を抱くことはない。


 年の近い兄妹なら、年を重ねるごとに会話が減ることなど当然のことだ。犬猿の仲になっていないと考えると、むしろ良いほうだとすら言える。


 まぁ、少しトゲのある言葉を投げられることもあるが……それを含めたとしても、小凪は俺にとって少し自慢の、そして普通の妹だ。




 そんな妹が──泣いていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ