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03月12日、木曜日

 終わったー!!

 学年末試験が終わった!!

 今日の午後はやっと部活が再開!


 藤也と合流して、図書準備室で一緒にお弁当を食べる。


「どうだった?」

「ばっちり! 藤也ほどじゃないかもだけど」


 そう言うと、藤也がニヤッと笑って顔を寄せてきた。


「ご褒美、もらえそう?」

「ど、どうかな。頑張ったけど」

「ふうん、俺からのご褒美がほしくて頑張ったんだ?」

「言い方!!」


 間違ってないけどさあ!!

 このままやられっぱなしなの、悔しい。

 だって今日で93日。もう3ヶ月も経ったんだから。

 食べ終えた弁当箱を片付けて、立ち上がる。

 ゆっくり歩いて藤也の後ろに回った。

 藤也の座る椅子の背に掴まって耳元に顔を寄せる。


「そうなの。藤也からご褒美がほしくて私頑張ったから……ご褒美、くれる?」

「言ったな?」

「えっ」

「こらー」


 突然、先生の声がして、びっくりして藤也から離れる。

 振り向いたら司書の先生が呆れた顔で立っていた。


「ここでいちゃつくな。帰ってやって」

「せんせー、今いいところだったんですけど?」

「お黙り。せめて隠れてやんなさいよ」

「す、すみません。藤也、部活行こう」

「はいはい」


 2人で図書準備室を出る。

 恥ずかしい!


「メイサ」

「なに?」


 隣を歩いていた藤也に腕を掴まれた。

 見上げると、反対の手が頬に触れる。

 顔が近づいて、額に触れた。


「こっちは、順位が上がってたら、終業式の後で」


 藤也はニヤッと笑って、私の唇を突いた。


「なっ。えっちすぎる」

「はあ? お前が欲しがったんだろ? あ、これは今あげる」


 差し出された袋を受け取ると金平糖だった。


「ありがと」

「ん、じゃあ、また部活の後で」


 昇降口で別れる。

 うーん、私はまだまだやられっぱなしだ。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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