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02月21日、土曜日

 藤也と並んでソファになってるペアシートに座る。

 パンフ見たり、ポップコーンを食べてたらブザーが鳴って、映画が始まった。


 ストーリーはよくあるやつで、転校生と最初は喧嘩するけど、ドキドキする出来事があって、最後は告白してハッピーエンドになるらしい。

 ちらっと隣を見たら、藤也は真顔でスクリーンを見つめている。


「ん?」

「あ、ごめん、なんでもない」


 顔をスクリーンに向けたら、横から手が伸びてきて、私の手を掴んだ。

 藤也はニヤッと笑って、人差し指を口元に当てる。


「しー」


 だ、誰のせいだと……!

 私が言い返せないのをいいことに、藤也は私の手を引っ張る。

 腕と肩がぴったりくっついて、熱い。

 藤也がゆっくり私にもたれかかる。

 見上げると、顔が近くて、息があたる。

 今、ここで目を閉じたら、キスされちゃう?

 それとも、からかわれるだけ?


「……っ」


 私がテンパってるうちに映画が終わった。

 気付いたらエンドロールがスクリーンを流れてる。


「ちょ、全然観られなかったじゃん!」

「あはは、ごめんて」

「ばかばか! 楽しみにしてたのに」

「誕生日プレゼントはこれのDVD買うからさ」

「絶対だからね!」

「はいはい、ほら、コラボメニュー食いに行こうぜ。もう74日目だし」


 藤也は笑って私の手を引く。

 ……映画が終わってなかったら、暗がりで藤也とどうなってたんだろう。

 主人公と相手が見つめ合う、パンフの表紙を見つめる。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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