02月04日、水曜日
外は大雪だった。
今日は朝から降ってたから、私もばっちり傘を持っている。
ホームルームが終わると同時にスマホを出して、藤也を呼び出す。
「そっちも部活ないでしょ? 一緒に帰ろう」
『はいはい、昇降口な』
藤也と合流して、昇降口を出た途端、足を滑らせてひっくり返った。
「痛い……」
「馬鹿だなー」
藤也の手を借りて起きる。
うう、スカートどころか中のショーパンまで濡れた。
「スカートがべちゃべちゃで寒い」
「暖めようか?」
藤也が笑いながら腕を広げた。
「やめて、それめっちゃ温かくて、出られなくなるやつだから」
「ずっと入ってていいけど」
「帰れなくなるでしょうが。でも、また転んだら嫌だから腕掴まらせて」
「今日で57日だけど、手じゃないんだ?」
「手だと藤也ごと転ぶと思う」
「足元ぷるぷるじゃねえか」
呆れた藤也と並んで……ほとんどくっついて歩く。
中途半端に積もった雪がべちゃべちゃだし、濡れたお尻が痛くて寒い。
でもそれはさすがに言えなくて、黙って歩いた。
「歩きにくい。助けて」
「これ以上、どう助けろってんだよ。こんなに積もってたら車も呼べねえ」
それはそう。
「藤也くん」
「そんな顔してもどうしようもねえだろ!」
「今何点だった?」
「3点」
「あはは」
「帰るぞ、馬鹿犬」
そう言いながらも、私が転ばないように支えてくれる藤也は、ほんと、いい飼い主だと思う。
この話のポイントは雪がそこまで積もってなかったら親に車を出してもらってメイサを家まで送ってもいいと思っている藤也です。よろしくお願いします。
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