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01月18日、日曜日

 夜、ベッドで寝転がってスマホを見つめた。

 須藤に電話しようかどうしようか。

 昨日、元気なさそうだったけど、聞いていいのかな。

 それに、「彼女じゃない」って言われたけど、じゃあ何?

 彼女じゃないのは、そうなんだけどぉ。


「まあ、いいか」


 悩んでても仕方ないから須藤の名前をタップすると、すぐにつながった。


『なに?』

「昨日、元気なさそうだったから。40日目だし」

『……あー、ありがと。昨日の……あの人さ』


 須藤は言いかけて止まった。

 少し待つと、ささやくような声が聞こえた。


『あの人、俺の初恋の人なんだ』

「きれいな人だもんね」

『うん。でもほら、瑞希さん……伯父さんの奥さんだからさ。ほんと、不毛なんだけど』


 ああ、そっか。

 須藤はまだあの人のこと、好きなんだ。

 ……私たちは、似た者同士だったみたい。


「しょうがないじゃん。好きなんだから」

『そうかな』

「そうだよ。あんな美人で優しそうなお姉さん、好きになるでしょ」

『うん。優しい人だよ。……俺の親父のこと、かっこいいって言わないし』

「そうなんだ」


 こいつにとって、それが大事なんだ。

 そういえば前に私が「お父さんかっこいいねえ」って言ったら、「あんたもそう思うんだ」って言ってたっけ。


『あの人にとって、かっこいいのは瑞希さんだけだから。……伯父さん、かっこいいんだ』

「うん」


 須藤がポツポツ話すのを聞いてた。

 私に出来るのは頷くことだけだ。

 何にも思わないわけじゃないけど、今の須藤に口を挟もうと思えなかった。

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