表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/62

12月13日、土曜日

 昼前、サッカー部の練習を終えて、コーンやボールを片付ける。

 倉庫の鍵をかけて職員室に向かう途中で須藤を見かけた。


「じゃあ、私はお先に」

「へいへい、お疲れ様っす」

「ごめんね、鍵任せちゃって」

「お気になさらず。彼氏さん待ってるんでしょ」


 須藤はひらひら手を振って、柊ちゃんを見送った。

 柊ちゃんは小走りで校門に向かっていく。


「なーに、覗き見してるんすか?」


 クルッと振り向いた須藤が私をジロリと見た。


「し、してないし!」

「なに? 俺らもデートする? 4日目だしさ」

「しないよ!」

「じゃあ、とりあえず背筋伸ばして、顔上げろ。背中丸めてたらマジで負け犬だぞ」

「うっ、うん……」


 須藤に覗きこまれて、慌てて体を起こす。

 前を向くと、少しだけ視界が明るくなった気がした。


「じゃ、行こう」

「えっ、どこに?」

「職員室。鍵返しに行くんじゃねえの?」

「そうだった」


 少し前を歩く須藤の背中を見た。

 ……気づかなかったけど、こいつデカいな?


「あんた、身長いくつあんの?」

「180センチ」

「でか……」

「親がでかいんだよ。親父は俺よりもっとデカいし、母親も175って言ってたかな」

「わあ」


 見上げた須藤の顔は下からだとよく見えなかった。

 どんな顔を、してるんだろう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この作品が面白かったら、☆を★に変えていただいたり

ブックマークやお気に入り登録してくださると、

作者がとても喜びますので、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ