表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/63

01月13日、火曜日

 放課後、近くの席の子たちとダラダラ喋ってた。

 本当は部活に行かなきゃだけど、寒いし、つい温かい教室でだらけちゃう。


「おい、メイサ」


 ドアが開いて須藤が顔を出した。

 1年の彼が2年の教室に顔を出すなんて珍しい。

 私は席を立ってカバンを持ち上げる。


「ん、どしたの?」

「35日目に、なーに浮気してんの」

「は!? なに言ってんの!?」

「すんません先輩方、ダーリン返してもらいますね」

「ちょ、ばか!」


 須藤はニヤッと笑って、私の手を掴んで廊下に出た。

 黙ったまま階段を降りて、誰もいない踊り場でやっと止まる。


「何楽しそうにしてんだよ」

「えっ、何って、3年に上がったときの選択科目の話してたんだよ」

「そういう相談は俺にしろよ」

「なんでよ。1年にはわかんないでしょ」

「そうだけどさ」


 須藤は唇を尖らせていて、そっぽを向いた。


「もしかして、妬いた?」

「ウザ」


 繋いだままの手がギュッと握られた。

 私はいったん手を緩めてから、また繋ぎ直した。


「部活行こう」

「うん」

「帰り、駅まで送ってね、ハニー」

「肉まんも食べる」

「私、ピザマンがいいな」

「半分くれ」

「いいよ。肉まんも味見させて」


 機嫌を直したらしいハニーの手を引いて、歩き出した。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この作品が面白かったら、☆を★に変えていただいたり

ブックマークやお気に入り登録してくださると、

作者がとても喜びますので、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ